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家族+1との夜ご飯を食べ終え、片付けている最中お母さんに話かけられた
母「A、ちょっと庭でお茶しながら話さない?ゼリーも冷やしてあるし、2人で食べよっか。」
『うん、わかった。じゃあ、先に行ってるね。』
私と母で昔からよく庭でお茶しながらお話をしていた
お花を見ながらお茶して
悩み事とか、嬉しいこと、兄妹喧嘩したこと
全てお母さんに相談に乗ってもらっていた
反抗した時期もあったけど、最終的にお母さんの優しさに甘えてきた
私もお母さんみたいになりたかったけど、お兄ちゃんが全てお母さんの優しさを持って行ってしまった
って言うのは嘘だからね
庭で座って待っていると
母「おまたせ。あなたの好きなカモミールとゼリー持ってきたわよ。」
『ありがとうー。久々だな、お母さんのゼリー。』
私はゼリーをとって、食べる
『やっぱお母さんのゼリー世界一美味しい。』
母「そんな、大げさな」
お母さんはふふっと笑いながら優雅にお茶を飲む
母「A、ひとまずおめでとう。ジミンくんみたいないい人と巡り会えて、私は嬉しいわ。」
『ありがとう。私もジミンと巡り会えて嬉しい。』
母「そうだね......。でも、何か不自然だわ。もちろん、お互いのことが好きって言うのは伝わるけど、A、あなた、何か焦ってる?」
『......私?』
私は、焦ってなんか
でも、
ドキッと胸が鳴る
母「深くは問わないけど、焦ってばかりいるとものすごく後悔すると思うの。人生は一度きりなんだから、ゆっくりでいいと思うよ」
ゆっくりなんかしたら、もうジミンと
母「......A?」
離れ離れになっちゃう
何したら正解なの?
『お母さん、私っ、何したらいいの??わからないっ、何すべきかわからないっ。もういっぱい、いっぱいなのっ。ジミンと離れたくないよっっっ。』
気づけば、目からたくさんの涙が出ていた
.
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作者名:まりえな | 作成日時:2018年1月28日 21時