いち ページ1
『ただいま〜』
いつも通り学校から帰り、家のドアを開けるとリビングから母の「おかえり〜」と言う返事が聞こえて鍵を締める。
「A宛になにか届いておったよ〜」
キッチンで夕ご飯の準備をしながら机の上を指さす母に『おおきに〜』と返し、机の上の【氷織 A様】と書いてある封筒を持って自室に向かう。
見慣れた扉を開け、カバンをソファに置き、ベッドに座りながら封筒を開けた。
『…日本フットボール連合?』
あまりしっくり来ない文字に疑問を抱きながらも文面を読み進める。
『なんやろ、"氷織A様、あなたをブルーロックサポートマネージャーに選出いたしました"…?
……なんやて?』
うん?ブルーロックサポートマネージャー?
まずブルーロックってなんなん?聞いたことないんやけど、というかなんでうちなんやろ?
『なんで羊くん宛じゃないやろ?』
うちの兄、羊くんはサッカーを頑張ってて、うちはごく普通のチームのマネージャーをしてるだけやのに。
『ようわからんわぁ』
まあでも、サッカーはすきやし、サポートマネージャーってことはマネージャーの仕事と変わらんやろし強い選手が間近で見られるなら…
『ちょっと興味あるかも』
招集場所と日時を確認し、手紙を封筒にしまい直してリビングへと戻っていった。
後から思い出したんやけど羊くんに話すのすっかり忘れてもうてたんよ〜
思い出したのは招集日時に招集場所に着いた時やったから、羊くん堪忍ね〜!
5人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
結城詩埜(プロフ) - ひおりん推しなので嬉しいです!応援してます!!! (2023年4月3日 14時) (レス) @page3 id: a0b69b3d06 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:えだまめこ | 作成日時:2023年4月2日 1時