【ブルーロック】氷織くんに求愛中！

求愛１２ ページ12

『はぁ…なんか疲れた…』




あれから数日、何回も氷織くんを避けるようにする生活が続きいつも以上に疲労が溜まっている綾瀬です。

避けるのもきついしなんか氷織くんも普段以上に気に掛けてくれるしもうなにがなんだか…



『なんだかなぁ、』






「なんやしけた顔してんなぁ」




小馬鹿にしたような関西弁、間違いないあの人しかいない。





『げっ烏さん』



「げっとはなんやげっとは」





相変わらず失礼な奴やな〜、とケラケラ笑う烏さんはわたしの直属の先輩であり数少ない苦手な人である。




同じ方言なのに何故こうも氷織くんと差があるのでしょう、正に天と地の差月とすっぽん((







「聞いたでA」




『なにをですか』




「お前、羊のこと諦めたんやって？」




ニヤニヤとしながらそう言う烏さんに頭の中は？？？で一瞬何が何だか分からなかった。



わたしが？氷織くんを？諦める？






『いやいやいやそんなわけないじゃないですか！』


もう【全・力・否・定】




「そうなん？みんな騒いでたからついに振られたかって思ってたのになぁ」



つまらんなぁ、と興味を無くしたかのように呟く烏さんに思わず正義の鉄拳を食らわしたくなったけど我慢した一応先輩なもんで。(訳:仕返しが怖い)





『え、みんな騒いでたって』


どういうことですか、と続けるとまーーーたにんまりしながら




「お？なんや知らんのか」


と楽しそうに話し出した。

どうやら氷織くんに騒がなくなった所か氷織くんを避けるようになったわたしを見て作戦を知らない面々が仮説を立て始めたらしい。






【悲報】 綾瀬、氷織に振られたってよ。








おいふざけるなまだ振られてない！！！
まだ振られてないし！？思い伝えてもないんですけど！！(必死)








「てっきりその通りやと思ったのになぁ」




『まだ思いも伝えてない所か好き全力疾走中ですが』














とりあえず誤報とは言え人の恋路の行く末を笑った鬼(烏さん)は通りすがりにちょっと抓っておいた。(すぐやり返された(チョップ))

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