112話 二人のために ページ17
言葉の意味が理解できなかった
想いって、気持ちでしょ…？
記憶とはまた別なんじゃ……
『忘れているだけなのだ』
貴「……忘れてる？」
『記憶を失ったことで、お主は空っぽになった。だが奴らのお陰でお主は満たされた。その感情は“嬉しさ”と“楽しさ”。そして“愛しさ”だ。奴らはお主に愛を教えた。…だが、今のお主には“守護心”が欠けている。全て記憶を失う前はあったのだ。忘れているだけ』
嬉しさ……確かに、私は土蜘蛛と大ガマ、えんらえんらに今の私を受け止めてもらえて凄く嬉しかった
楽しさ…うん。確かに土蜘蛛と大ガマには色んな所に連れていってもらった
そして
愛しさ…。
二人は、私に恋心を教えてくれた。
恋をすると、胸が苦しくなること。その人のことばかり考えてしまうこと…
一緒に居るだけで満たされること…！
そうだよ
私は二人が好きだから守るんだ
守ることに理由なんていらないはず…！
貴「…シラ、その記憶の欠片は…いらないよ。シラが食べて、それ。そして貴女自身の力を蓄えて」
『…？何故だ』
シラは怒ったような声で問いかけた。
シラの怒った声は怖いのに、何故か笑みがこぼれた
貴「必要ないからだよ…。記憶の欠片がなくとも、私はもう二人を守りたい気持ちが芽生えてる。…そのためには、シラ。貴女の力を貸してほしいの」
シラの顔は見えない。けどきっと、驚いた顔をしているだろう。
目を見開いて、その後ちょっと笑って。
『…勿論だ』
って言うんだ。…ほらね？私は貴女、貴女は私。
土蜘蛛と大ガマを守りたい気持ちは、二人一緒
『では…身体を借りるぞ』
貴「うん…。お願い。どうか二人を守って」
『無論』
シラの言葉が聞こえた瞬間、頭が真っ白になって世界がまわった。
…そこからの意識は飛んだが、シラの中でちゃんと見てる。…もしもの時の対策も、考えてある。
シラ「…行くぞ」
『…うん……！』
作者から
最近、更新スピードがとんでもなく遅くなってしまい、スミマセン！！(＞_＜)
もっと早く出せるよう努力します！！
やっときた妖怪合戦第二弾！！
さすが土蜘蛛と大ガマ！！安定のかっこよさ！
ちなみに私は苺のゾーンに入ったら容赦なく食べる派で、曲がるストロー派です
目玉焼きには必ず塩コショウです
あ、ブラックペッパーもなかなか美味しいですよ
大ガマ「どーでもいー…」
土蜘蛛「優柔不断な奴め」
作者「うまければ、よし」
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レミィドール - 途中途中、泣きながら読んでいました (2019年5月3日 0時) (
レス) id: 104f8ae6d5 (このIDを非表示/違反報告)
ツクヨミ - 久しぶりに見ましたが、やっぱり最高です! (2018年12月21日 21時) (レス) id: 779ef83f8c (このIDを非表示/違反報告)
キリンロング - とても面白かったです〜(*≧∀≦*) (2018年7月6日 17時) (レス) id: 390c1ef0c5 (このIDを非表示/違反報告)
るーく - いえいえ！あの…！リクエストのことで…！土蜘蛛と大ガマ！以外でもいいですか？okでしたら…酒呑童子と…& 難蛇龍王がいいなと…思いまして…！どうですか？ (2018年4月3日 18時) (レス) id: 63408e7496 (このIDを非表示/違反報告)
ナミ(プロフ) - るーくさん» 最後まで見てくださって本当にありがとうございました！るーくさんには本当元気もらいました！なにかリクエストあったら言ってください！作品にさせていただくかもしれません！ (2018年3月30日 19時) (レス) id: 4558bdaa92 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ナミ | 作成日時：2018年1月8日 3時
