40話 九尾との出会い ページ42
子供「美しい君には傷さえも君の美貌に嫉妬しているよ……」
顔をキラキラさせて自分ではカッコいいこと言ってるつもりなんだろうけど…正直なに言ってるのか全くわからない……
子供「いたっ!」
急に暗くなったと思い、上を向くとそこには眼鏡をかけた綺麗な顔立ちの男性が立っていた。
そして男の子にチョップした…!?
男性「いったい何を言ってるんだい?口説きかたが下手にも程があるでしょ」
子供「うぅ〜?あ!おやかた!」
おやかた…?ってよくみたらこの人、小学校の理科の先生じゃん!!
貴「せんせっ……!」
理科の先生「ん…?君は…(ボソッ…大ガマの……」
あっ!私そういえば全く違う人になってるんだった!しかも私、先生からしたら死んでる人だ!!
貴「…っと、えっと、保護者の方ですか?」
理科の先生「え?あぁ、そんなとこだね」
貴「じゃあ、えっと…失礼します……」
子供「おやかた?この子のキュン玉とらなくていいんですか?」
キュン玉……?
振り向いたら先生はまた男の子をチョップした
理科の先生「キュン玉?なんだいそれは。訳のわからないことを言ってないで行くよ。君、ありがとうね」
私にお礼を言った後、先生は男の子の背中を片手で押しながら……ん?あれ…持ってる?
男の子浮いてない!?
なかば強引な意外な先生の一面を見た気がする
貴「…これ以上人とぶつかる前に帰ろうかな…」
私は変化の術を解いて妖怪の姿に戻った
ボフンッ
貴「…よし、できた」
……あれ、でも
…どうやって帰るんだっけ?
あぁ、もう……本当やんなっちゃう…
貴「……ここって、桜ニュータウンだよね」
……ちょっと、家に行ってみようかな
家に帰ると、ドアから入らなくても自分の部屋の窓から通り抜ける事ができた
フフッ……こーゆーのは便利だよねぇ…妖怪って
リビングに出ると、お母さんとお父さんの姿は無かった。…と、どこからかお母さんの声が聞こえてきた
聞こえた場所は…仏壇がある和室からだった
貴「…お母さん……?」
和室に行くと、仏壇の前で力なく座り込むお母さんがいた。……お母さんは、泣いていた
お母さん「…あの時、Aを外に出さなければ……。冷蔵庫におやつを入れていれば…あの子は…死ななくてすんだのにっ……!うぅ…」
お母さんは、私を想い泣いていた。
お母さんは、悔やみ泣いていた。
…………帰りたい…
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ナミ(プロフ) - ママりんさん» 教えてくださりありがとうございます!でもこの作品は私のただの妄想話なんで、これからも更新させてもらいます! (2017年12月30日 20時) (レス) id: 4558bdaa92 (このIDを非表示/違反報告)
ママりん(プロフ) - なおっていました (2017年12月30日 20時) (レス) id: b21081a8c6 (このIDを非表示/違反報告)
ナミ(プロフ) - ママりんさん» えっ!?なんていう作品ですか!? (2017年12月30日 19時) (レス) id: 4558bdaa92 (このIDを非表示/違反報告)
ママりん(プロフ) - 同じ作品がありますよ (2017年12月30日 19時) (レス) id: b21081a8c6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ナミ | 作成日時:2017年11月20日 21時