35話 新たな大将 ページ37
Aside
貴「ふぅーーーー……」
さっきの大ガマの緊張ほぐし?の口づけのおかげでなんとか緊張はほぐれた…ような気がする
あとは本番を待つのみなんだけど…チラッ
ガヤガヤ ザワザワ ワイワイ
あの妖怪の多さと厳つさを見たらまた緊張が蘇ってくるんじゃないかって恐怖がまとわりついて下手に動けない…!!
土蜘蛛「A」
貴「はぁひっ!!??」
あまりのプレッシャーから今まで聞いたことのない裏返った声が出てきた
土蜘蛛「…?なに変な声を出している?もう本番だぞ」
貴「あ…う、うん……」
私に声をかけたあと土蜘蛛も自分の立ち位置へ向かって行った
慣れてるのかなぁ。大勢の前に出ること…
えんらえんら「おやかた様〜はじまりますよ〜!お早く〜!」
貴「……うん!」
勇ましく返事をしたはいいものの、ちょうど私のいる位置は大ガマの立ち位置が見える場所にある。舞台に出ようとしたら目があった大ガマに首を振られた
…まだ出るなって?
ドドドドドドドドドドドドドド!ドンッ!!
貴「…………っ!?」
いきなり鳴った太鼓の音に驚く
その太鼓の連打を合図に大ガマが最初に舞台に出る
ワァーーー!!!
……今叫んだのが本家の妖怪かな?
ドドドドドドドドドドドドドド!ドンッ!!
次の太鼓の連打を合図に出てきたのは土蜘蛛だった
ワァーーー!!!
……今叫んだのが元祖か
大ガマ「今日お前らに集まってもらったのは他でもねぇ!今後の俺らための一大決心をお前らに見届けてもらうためだ!!」
う、わぁ……
…あれが、大ガマ………?
土蜘蛛「知っている者は知っていると思うが、本日、元祖軍と本家軍は同盟を組む!!その名も……」
土蜘蛛&大ガマ「真打軍だ!!!」
ワァーーーーーーーー!!!!
その言葉と同時に二人は片手を前へつき出した
…本当に歌舞伎みたいなポーズだ
それに…
土蜘蛛が大声出してるとこ…初めてみた……
なんか、さっきから心臓がうるさい。
こ、これがギャップ効果……?
土蜘蛛「だが、お主らも知っての通り元祖は吾輩が。そして本家は大ガマが総大将をつとめている!!」
大ガマ「俺ら二人が真打の大将になるって手もあったんだが……それじゃまた分かれちまうと。つーことで、新たな大将を連れてきた!これからはコイツがお前らの頭だ!!」
………あ、くる。
大ガマと土蜘蛛がくるっと私の方を見る
そして
土蜘蛛&大ガマ「A!出てこい!!」
64人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ナミ(プロフ) - ママりんさん» 教えてくださりありがとうございます!でもこの作品は私のただの妄想話なんで、これからも更新させてもらいます! (2017年12月30日 20時) (レス) id: 4558bdaa92 (このIDを非表示/違反報告)
ママりん(プロフ) - なおっていました (2017年12月30日 20時) (レス) id: b21081a8c6 (このIDを非表示/違反報告)
ナミ(プロフ) - ママりんさん» えっ!?なんていう作品ですか!? (2017年12月30日 19時) (レス) id: 4558bdaa92 (このIDを非表示/違反報告)
ママりん(プロフ) - 同じ作品がありますよ (2017年12月30日 19時) (レス) id: b21081a8c6 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ナミ | 作成日時:2017年11月20日 21時