19話 金色を追う者 ページ21
大ガマside
Aが部屋を飛び出していった。
無理もねぇよな。いきなり妖怪とか、大将とか、妖魔界の未来とか、知らねぇ男からんな事言われたら、誰だって驚く。……なのに
大ガマ「………追わねーのか?」
部屋の真ん中で正座したままの土蜘蛛に俺は問いかけた。
普通ここは追って説得してハッピーエンドってやつじゃねーのか
土蜘蛛「……今、吾輩が追ったところでAの混乱はなくならない。吾輩は教えられる事は全て教えた。……これで駄目なら、A次第だ」
大ガマ「…ふーん」
相変わらず頭がかてーのな。
土蜘蛛「………と、言っといて何なんだが、大ガマ、」
大ガマ「あ?」
土蜘蛛が顔を背けたまま少し俯いて俺に言った
土蜘蛛「…お主、少々Aの様子を見てきてはくれぬか?」
大ガマ「……はぁ?んなこと、お前が行けばいいんじゃねーのかよ」
土蜘蛛はさらに顔を俺と真逆の方に向けて言った
土蜘蛛「吾輩はどうやら頭が固いらしいからな。生真面目な話しかAにしてやれん。そのような話をすれば、きっとまたAは逃げ出すだろうからな。物腰柔らかいお主に頼みたいのだ。」
こいつ、俺の頭ンなかよめんのかよ
大ガマ「へいへい、しゃーねーなー」
でも、Aが出てから結構時間くったな。この屋敷ひれーし、外出てたら余計面倒だなぁ…
大ガマ「……まぁ、あれだけの妖気振り撒いてたらすぐ気づくよな……」
部屋から出た俺は、とりあえずそこら辺の廊下を歩いてまわった。
すると5分もしない内に⎯⎯⎯⎯⎯
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ナミ(プロフ) - ママりんさん» 教えてくださりありがとうございます!でもこの作品は私のただの妄想話なんで、これからも更新させてもらいます! (2017年12月30日 20時) (レス) id: 4558bdaa92 (このIDを非表示/違反報告)
ママりん(プロフ) - なおっていました (2017年12月30日 20時) (レス) id: b21081a8c6 (このIDを非表示/違反報告)
ナミ(プロフ) - ママりんさん» えっ!?なんていう作品ですか!? (2017年12月30日 19時) (レス) id: 4558bdaa92 (このIDを非表示/違反報告)
ママりん(プロフ) - 同じ作品がありますよ (2017年12月30日 19時) (レス) id: b21081a8c6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ナミ | 作成日時:2017年11月20日 21時