検索窓
今日:3 hit、昨日:10 hit、合計:72,167 hit

9話 戸惑い ページ11

土蜘蛛side


全てを話す、吾輩がそう言うとAは頬につたっていた涙を拭い、吾輩の方へと体を向ける


土蜘蛛「まず、ここは何処かという点から話そう。ここは吾輩が大将を勤める元祖軍の屋敷の客間だ。おぬしには少々手荒なことをしてしまったが故にここに連れてきた。」


貴「元祖?………おまんじゅうの?」


土蜘蛛「まぁ、そうだ。」


Aはまだよく理解できていなさそうな顔で土蜘蛛の話を聞く

土蜘蛛「次はおぬしは何者なのかという点についてだ。単刀直入に言おう。おぬしはもう、人間ではない。」




貴「…………………え?」

吾輩を見つめる金色の瞳は驚いたように、受け入れたくないように大きく眼を開く。

その金色に輝く瞳に、吾輩は吸い込まれそうになった


貴「…や、やめてよ!変な嘘つかないで!」

土蜘蛛「……こんな質の悪い嘘、吾輩は好まない。嘘偽りのない事実だ、Aよ。」


貴「嘘よ!だって、じゃあ今ここにいる私はなんだって言うの!?今あなたと話しているのは誰?私はここにいる!今ここで生きてる!!」


息を荒くしてAは吾輩に泣きながらそう訴えてくる。金色の眼から大粒の涙が次から次へと流れ落ちていく。


大ガマ「嘘じゃねーよ。…お前は、3日前にトラックにはねられて死んだんだ。」


今までずっと部屋の隅っこで立っていた大ガマが突然口を開いた。そして………








大ガマ「お前は、妖怪になったんだ。」









貴「………………………え?」





一番辛い事実を口にした。







Aの涙が畳に染みた

10話 混乱→←8話 毒色の縁取り



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.4/10 (28 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
64人がお気に入り
設定タグ:大ガマ , 土蜘蛛 , 妖怪ウォッチ   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ナミ(プロフ) - ママりんさん» 教えてくださりありがとうございます!でもこの作品は私のただの妄想話なんで、これからも更新させてもらいます! (2017年12月30日 20時) (レス) id: 4558bdaa92 (このIDを非表示/違反報告)
ママりん(プロフ) - なおっていました (2017年12月30日 20時) (レス) id: b21081a8c6 (このIDを非表示/違反報告)
ナミ(プロフ) - ママりんさん» えっ!?なんていう作品ですか!? (2017年12月30日 19時) (レス) id: 4558bdaa92 (このIDを非表示/違反報告)
ママりん(プロフ) - 同じ作品がありますよ (2017年12月30日 19時) (レス) id: b21081a8c6 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ナミ | 作成日時:2017年11月20日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。