地味子ちゃん溺愛物語とかクソくらえ【稲荷崎】 (ページ3)

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変わりたい地味子ページ3

Aside

なんやかんやで授業は終わり日誌も長く書きすぎると部長に怒られるのでほどほどにしました
お、始まったばっかりぐらいかな？割り振られた台に入り基礎打ちからはじめる

杏奈に強くいったけど私も大して変わらないんだよなあ…一定の子としか話せないし男子なんて話しかけてくることすらない。

卓球だって何となくやってるだけで好きとかそういうのないしびっくりするぐらい下手くそだ
学校のことを考えていたらいつの間に基礎打ちが終わっていた。次はゲーム練習とかだろうな
その前に休憩がある。4月とはいえ暖かくなってきたから少々暑い。

下の水道で水飲んでこよ

ん？下降りたけど宮治がこっちに向かってきて…

治「美泉さん先生が日誌出せ言うてたよ」

あ、先生いなかったから机の上に置いて貰ったんだ

『ああ、先生いなかったからほかの先生に机の上に置いてもらったよ』

治「なら平気やな。んじゃ戻るわ」

『おん。部活頑張ってな』

"おおきに"

そう言った治くんがあまりにも綺麗で女の子たちが騒ぐ理由も分かるわ

次の日

数学の授業ほどかったるいものはないだろう
昼休み前の授業が数学なんてやってられんわ
後ろの方の席だし柔道部のでかいヤツがまえにいれば居眠りしててもバレんやろう

治「…みさん。美泉さん」

ｶﾞﾊﾞｯ

なんやなんやもう終わったんか授業
なんでみんな立って…

『すんません… 』

号令かかってたんかいこりゃあ赤っ恥やわ

『宮くんごめん起こしてもらって…』

治「ええよ別に。怒られんでよかったんな」

そう言って治くんは購買へ行ってしたまった
ほんまいい人やなあ…
あ、杏奈のと中庭でご飯食べるの忘れてた早く行こ。てか一緒にいけばええか！お迎えにいかなきゃな

私は6組で杏奈は4組。間に挟んだクラスだから近い方だと思う。

『おーい杏奈ー迎えにきたよ』

杏「Aちゃん！中庭行こ」

in中庭

杏「なあなあ！今日侑くんとお話出来きで！！」

『すごいねんな！進歩したやん！』

杏「そんでな思ったんよ。侑ええ人やからもっとお話したいん！だけどこんな見た目じゃダメな気して…だからAちゃん！可愛くなるお手伝いしてくれへん？」

いやマジ進歩したな笑自分から可愛くなりたいなんて言ったことないで？恐るべし宮侑。

『もちろんやほな今日私ん家きてくれん？お化粧とか教えるかんな』

杏「ホンマに？ありがとうAちゃん!!」