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まるで、あの時のように、掴んだ手
でも、状況でいったら、
あの時掴んだ手は、
Aの手は消えてしまいそうだったけど
夢の中の彼女の手は
暖かかった。
‘’ 「キムテヒョン」”
‘’ 『へ？』”
‘’ 「俺の名前です。覚えてて下さい」”
いや、俺何言ってんの？
初めましてだよ？
え？何一目惚れなの？
夢の中で出会った彼女の顔には霧がかかっているみたいに見えないのに……
これは、
俺の中の記憶なの？
‘’『テヒョンさん…ふふっ、覚えておきます』”
君の、
君の名前は……
‘’「君の名前は……？」”
‘’『私の名前は＿＿＿』"
夢とは残酷なものだ。
「…なんで…いいところで、」
「って、ん？」
俺がソファーから起き上がろうとした時、
手に違和感があった。
まるで、夢の中の彼女のように
暖かい。
温度が伝わってくる
俺の手は握られていた
そこにいたのは
「…A？」
『……』
規則正しい寝息をたてている
Aがいた。
その目からは、泣いたであろう
涙の跡があった。
胸が痛くなった
.
少し、
少しだけなら
触れてもいいだろうか
そう思い、彼女の頭を撫でた。
『っんん……はっ、ごめん、なさい。』
「いやっ、こっちこそっ、ごめん」
『えっと……』
『すみません、行きますね』
「A」
俺の声なんて無視して出ていこうとするAの手を掴み俺の腕の中に閉じ込めた
何回、やっても、まだ慣れないのは
君が好きだから
『離してっ！』
手で俺を押す力はどこか、
離して欲しくないって言っているみたいだった
俺は、さっきよりも、すこし、強引に抱きしめた
そして、
「ヌナとは別れた」
まるで時が止まったかのように
静かになった
『え？』
「俺、最低なんだ。好きな人を忘れるためにヌナと付き合ったの｣
「……それと、A」
「俺の事避けてるでしょ？｣
『…』
「俺、」
もうどうにでもなれ
俺の気持ちが
伝わりますように
「Aが好きだよ」
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癒雨梨(プロフ) - サヤさん» 切なくて苦しい…でもその後の展開は…！楽しみにしといてください！コメントありがとうございます！更新遅くなりすみません(> <) (2020年6月20日 8時) (
レス) id: e63e98bd50 (このIDを非表示/違反報告)
癒雨梨(プロフ) - そるさん» ありがとうございます！更新遅くなりすみません(> <) (2020年6月20日 8時) (レス) id: e63e98bd50 (このIDを非表示/違反報告)
サヤ(プロフ) - 切なすぎて苦しいです（；＿；） (2020年6月19日 1時) (レス) id: 28d6b0a4a2 (このIDを非表示/違反報告)
そる(プロフ) - 大好きです…！！！！ (2020年6月18日 15時) (レス) id: 6b5361ae0e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：癒雨梨 | 作成日時：2020年6月8日 21時
