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僕は自分に興味を持たないAヌナに興味を持った
バーに行ったら毎回Aヌナの目の前に座る
マスターの娘なんだ
韓国人のマスターと日本人のお母さんのハーフなんだ
勉強したのかな、綺麗な韓国語を話すね
毎回一つずつAヌナの事を知って帰る
そんなことをしてたら
気付いたら３か月も通ってた
もうヌナの事なんだってわかるよ？
『セフンさん、今日はもう仕事終わりなんですか？』
「あい」←
ねぇAヌナ？
ヌナは僕の何を知ってる？
ちょっとでもいいから僕に興味はわかないの？
……
……
何を考えてるの？
何か楽しそうな笑顔…
「Aヌナ、今日は楽しそうですね^^」
『…え？』
「いつもの真剣な顔もいいですけど
…今日みたいな優しい顔も…僕、好きです^^」
好きって言ったら
ちょとくらい僕に興味を持ってくれる？
…僕の事、考えてくれる？
ヌナの頭の中にちょっとでも僕はいるの？
その少しだけ赤くなった頬に
僕は少しくらい期待してもいいのかな？
『セフンさんに言われたら
落ちない女性はいないんでしょうね』
ニッコリ微笑んだAヌナ
これはアレだ
僕のこと何も意識してないヤツだ……
チク
少しだけ痛い心臓
？
あれ？
僕、別に体調はなんともなかったはずだけど…
何だ？この痛み
まるで
Aヌナが僕に興味無いのがわかって
ショックだったみたいじゃない？
僕、そこまでヌナに本気じゃないはずだよ
ただ、
僕に興味を持たない女性が久しぶりで
僕のことを知らない女性なんて久しぶりだったから……
ただそれだけ
それだけのものだよ
僕は別にAヌナのこと好きなわけじゃない
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作者名：Mkt.N
| 作成日時：2015年7月18日 0時
