[EXO短編集] (ページ41)

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気持ちに気付いたものの
どうしたらいいのかが全然わからない

そんな気持ちのまま数日が経ち

僕はまさかの場面に遭遇してしまったんだ…

【Aヌナの考えてること、言ってくれなきゃわからないよ】
『…何を言えばいいんですか？』

【…プレゼント…どっちがいい？】
『スホさんが選べば、彼女は何でも喜ぶと思います』

【…Aヌナって、さり気ないおねだりとかもしなかったよね】
『………』

【本当に僕のこと好きだったの？】
『…………』

……

……

……え？
どう言う事？

この二人の関係って…

【…ギョンス】

後ろから声を掛けられたけど

…肩に手を掛けられるまで気付かなかった

「…ベッキョン」
【…ギョンス、行こう】

スホヒョン達のいる方に用があったんだよ
そっちに行きたかったんだ
廊下でそんなやり取りしてる方が悪いんだよ

…聞かれちゃまずいことなら人目の付くかもしれない場所でやっちゃダメだよ

【あ、ヌナ、ギョンスと飲みに行きたいんだけど】
『あ、今夜ですか？セッティングしますか？』
【じゃあ、予約お願いします～】

え？
僕、いつベッキョンと飲みにいく話しなんかしてたんだろう

…でも、ベッキョンのさり気なく気遣いできるとこ
カッコいいと思うよ

きっと僕の気持ちも気付いててのコレなんだろうし

「ベッキョナ」
【…俺の知ってること、聞くか？】

ああ、やっぱりベッキョンは僕の気持ちに気付いてるんだ
さすがいつも一緒にじゃれてるだけあるね
チャンベクって言われてるけど僕達もそれなりだよね

「ベッキョン、ありがとう…」

こうして
二人で夜飲みに行くんだと思ってた僕は

ただただ驚くだけだった

何でいるんですか？

Aヌナ？