[EXO短編集] (ページ17)

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CHEN ページ17

CHEN Side

今日のメイクはAちゃん

僕より１つヌナなんだって
童顔で笑顔が可愛い子

「Aヌナ、今日もカッコ良くしてね！」
『任せて下さい^^』

メイクが始まったら真剣な目
シウヒョンも言ってたけど、
仕事に誇りを持ってるんだろうなー

ま、僕達も自分の仕事に誇りを持ってるけどね

あー…
いつからだろ、僕、ヌナの事好きだなー

この瞬間が止まればいいのになー

あ、今日はグロス塗ってる？
ぷるっぷるの唇だ

…

…

…おいしそうだなー←

『チェンさん、――――――――― 目を瞑って下さい』←

え？

「…え？」

『だから、目を瞑って下さい』

「え！？な！何で！？」

僕が考えてる事ヌナにバレタ？！

…ポッポ？←

マジで？
こんなスタッフさんもたくさんいるとこで？

『…何でって…アイメイクするから瞑ってもらわなきゃできませんよ』←

…へ？

アイメイク？

あ、ああ←

「アイメイクね、だよねkk」

『？変なチェンさんkk』

あー、ビックリしたー

そうだよね、僕今メイク中だったね

「…目瞑ったら、ポッポしてくれるのかと思ったーkk」

『…へ？』←

あ、今度はヌナが変な声出したkk
可愛い←

「だって、目を閉じてちょっと上向きで
…キスを待ってる女の子みたいじゃない？」←

…

…

…

…あれ？
何かAヌナの手が止まった？

「ヌナ？」

『…目は閉じたままでお願いします…』

あ、再開した

『お疲れさまでした、終わりましたよ』

「わ、僕カッコイイ」←

あ、ヌナに笑われた

『こないだシウミンさんも同じこと言ってくれましたkk』

そうだった
ヌナの手は俺だけの手じゃないんだよなー
他のメンバーもカッコ良くしてくれてて…

「みんなもヌナがカッコ良くしちゃうから、俺だけのヌナになってくれればいいのに―」

唇を尖らせてみる←

『チェンさん、ぽっぽ待ちの女の子みたいkk』
僕の事そんな扱いするなんて

「Aヌナからのポッポ待ち」←

唇突き出したままヌナに近づくと…

『チェンさん、冗談が過ぎますよ』←

チェッ←
失敗←

いいもん
これからも頑張るから←