Ｅ組の秀才美少女はA組が苦手で過去に色々あるようです (ページ10)

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仕事の時間ページ10

NOside

午前７時

パソコンのキーボードの音が響く

彼女、神山Aは球技大会当日

学校に行かない

ただただ指が止まることなくキーボードを打っていく

髪の毛を１つに纏め、目には薄いが隈ができている

『はー、疲れた』

およそ一時間やっていた仕事をやめ、キッチンに行く

『ココアはどこだろ？』

ココアの粉末をコップに入れお湯をいれる

そのあとデスクに持っていき

資料を見る

『、、、んー』

赤ペンを持ち真剣に見ていく

1枚1枚ゆっくりと

〇や×、文字を書いていく

常に平等な取引をする彼女は

一体どこまで未来が見えているのだろう

「失礼します」

ノックして入ってきたのは秘書柊美久だ

『おはよう、美久。

朝早いわね』

「それを言うならAさんの方が、、、」

困ったように言う彼女にAはにこりと微笑んだあと

『会長だもの。

遅れてしまったら社員に示しがつかないわ』

そんな彼女に尊敬の眼差しを向ける美久

『ソファーに座ってて

コーヒー持ってくるから』

Aが立ち上がろうとすると美久は駄目ですといい、キッチンに入っていった

『できがいい、秘書をもってうれしいな』

できがいいのは誰だ

そう社員に突っ込まれていることを

彼女は知らない

『んー、そろそろくるひとが多くなるかも』

「Aさん、行きますか？」

『はい、美久もいく？』

「はいっ(^_^ゞ」

コーヒーカップの中身を空にしたあと

会長室を出る

まず一階から

そう彼女は毎朝各部署にコーヒーと紅茶の差し入れを持っていってるのだ

『酒田部長』

「神山会長！！」

『はいっいつものです。頑張ってください』

「ありがとうございますっ」

そしてすべての部署に差し入れを終えた彼女たちはまた、会長室で仕事を始める

『美久、今日の予定は？』

「本日は＿＿＿＿」

『ありがとう』

Aは微笑んだあとパソコンに集中する

だから知らない

彼女、美久が悶えていることを