記録6日目 ページ6
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目「俺の復讐に終焉はない。
復讐は俺の【生き甲斐】となる存在。
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誰にも絶対邪魔はさせない。
相手が警察でも俺は容赦なく潰す。
悲劇の復讐劇、素敵だと思いません？」
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復讐に満ち溢れた瞳。
奇妙な雰囲気を醸し出す笑顔。
この男は、危険過ぎる。
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何も言葉が出ないまま、
俺は思わず目線を逸らした。
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俺はほんまに馬鹿過ぎる。
何故犯罪者を家に泊めたんや。
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危険過ぎる1週間。
1週間経てば目黒さんは出て行く。
我慢しろ、我慢しろ俺！！
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目「勿論復讐は冗談ですよ。
【復讐】をしても意味が無い。
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俺の家族は、多分復讐を望まない。」
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向「復讐は精神崩壊を起こす。
俺が通う路地裏BARの店主が言うてた。
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家族が殺害されたのは憎い。
でも家族の為に復讐するのは違う。
復讐は自分自身を見失う危険な行為。」
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目「確かに貴方の言う通りです。
そう言えば名前聞いてませんでしたよね？」
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向「俺の名前は向井康二です。
カメラマンの仕事に就職しています。」
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目「素敵なお仕事ですね。
人間を被写体に写真を撮るのが仕事。」
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向「あ、有難うございます…、」
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俺は床に落ちた包丁を拾い、
御飯を作る準備に取り掛かる。
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目「今度俺の写真も撮ってくださいね。」
向「…勿論、是非撮らせてください」
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目黒さんは高身長。
顔は良いし、なんせスタイル抜群やねん。
結構良い被写体になれる。
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向「結構良い素材が揃ってるなぁ。
被写体モデルとしては最高の要素があるで！」
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目「被写体モデルやら最高の素材やら、」
向「俺の独言やから無視してください」
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『 …速報です。
○□町の路地裏にて男性の死体が発見されました。』
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作者名：賞味期限、約2年。 | 作成日時：2022年6月30日 9時
