記録37日目 ページ37
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1時間経過毎の採血。
渡辺は余裕な表情だった。
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1時間毎の採血を続ければ、
彼は貧血で気絶するだろう。
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余裕な渡辺を観察する目黒は、
退屈過ぎる故提案を出した。
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目「1時間経過する毎に、
注射器2本分採血する提案はどうです？」
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渡「お前屑野郎だよな。
1時間毎に2本採血は貧血なるって。
警察相手に容赦無しかよ。」
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現在1回目の採血を終えた渡辺。
貧血関連の症状は起きてない。
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目「制限時間は24時間なので、
貴方の血液を採血する時間は沢山ある。
渡辺さんの血液は綺麗ですね..」
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注射器に溜まる渡辺の血液を眺め、
目黒は奇妙な笑顔を見せた。
監視役の向井は、目黒の背後で渡辺を監視。
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目黒は急用を思い出したみたく、
後の事は監視役の向井に任された。
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目黒が部屋から退室した後、
拷問部屋には渡辺と向井の二人だけ。
向井は何処か落ち着かない様子。
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向「毎日24時間監視任されて、
俺が変な行動起こせばめめに殺される。
恐怖に怯える生活を送るなんて..」
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渡「目黒如きに怯えんなよ。
お前が目黒の命令を無視すれば..」
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向「めめの命令無視したら、
俺がめめに殺されるんやって！！」
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渡「お前は永遠目黒の言いなりか？
目黒の言葉だけ信用して生きるのか？
あんな殺害者の言葉を真に受けて..」
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向「俺は絶対死にたくない。
めめの言葉を信用して生きる方がいい。」
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作者名：賞味期限、約2年。 | 作成日時：2022年6月30日 9時
