記録25日目 ページ25
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路地裏BARに到着した目黒は、
開店前にも関わらず乗り込んだ。
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宮舘は瞬時に察知した。
彼が目黒家殺害事件の被害者である、
【目黒蓮】だという事に。
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宮舘な嫌な予感を感じ、
目黒に鋭い目線を向けた。
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目「..俺の個人情報、
勝手に暴露するのは駄目だよ。」
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向「先ず個人情報の前に、
めめが何で俺の居場所知ってるん？」
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目「優秀なGPS機能のおかげ。
康二の居場所がすぐ掴めたよ。
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俺の情報漏らすなって注意したのに、
路地裏BARの店主に言うなんて..」
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目黒は右手に銃を握らせ、
向井達の方へと距離を詰めた。
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怯えた表情の向井に、
目黒は優しく微笑んだ。
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目「康二は殺さないから。
俺は其処に居る店主に用があるの。」
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右手に握る拳銃を見た向井は、
急いで目黒から取り上げようと試みる。
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向「駄目、絶対撃たんといて！
店主には信頼出来る大事な恋人が居るねん！」
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目「尚更殺したくなるなぁ。
恋人の絶望する顔見たいと思わない？」
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宮「物騒な物持ち歩いて、
通報されたくないなら拳銃直して。」
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目「俺に指図するな。
御前は俺の事実を知り過ぎた。
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俺の事実が公表されるなら、
此処で御前の息の根を止める。」
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拳銃の銃口を宮舘に向け、
蛇の様に鋭い目線を向けた。
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宮「撃つ度胸があるならどうぞ。
殺意があるなら【心臓】を狙ってね？」
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目「..やーめた。」
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拳銃を懐に直した目黒は、
諦めたのか、店から出て行った。
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作者名：賞味期限、約2年。 | 作成日時：2022年6月30日 9時
