記録3日目 ページ3
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薄暗い路地裏で、
細身体型の男性は銃を向けられた。
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銃口を向けた男は、
全身漆黒で顔が見えない状態。
何故男性がこんな状況に陥ったのか。
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最近噂の連続無差別殺人事件。
男性に銃を向ける男こそが、
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当事件の犯人、____目黒蓮(25)。
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目「断末魔は、人間の臨終。
断末魔を聞く度に快感を得る。
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最後の死ぬ瞬間まで、
被害者は命乞いをする。
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_________人間は馬鹿ですね。」
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目黒は、銃口を男の額に当てた。
引き金を引く瞬間、男の表情が歪む。
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目「銃弾が脳を貫通させても、
脳幹が損傷しない限りは死にません。
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俺は勉強出来ない馬鹿なんで、
多分脳幹を損傷させちゃうかもです。」
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「御前、巫山戯るなっ!!
警察に通報するぞイカれ野郎っ!!」
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目「暴言吐いたから罰ね。」
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刹那、銃声が鳴り響いた。
銃弾が脳幹を損傷させたのか、
男は額から血を流し、即死。
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目「見事脳幹に的中。
気持ち悪すぎる死に顔だなこいつ。」
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男の財布から中身を抜き取り、
目黒は何事も無いかの様に姿を消した。
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目黒蓮(25)は家族の復讐を果たすため、
無差別に殺害を実行している凶悪犯。
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帰る棲家が無い目黒は、
盗んだお金でホテル暮らしをしている。
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彼の退屈凌ぎとなるものは、
無差別に人間を殺害する事である。
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次の獲物を狙うべく、
目黒は眼鏡を掛けて人間を観察する。
良い獲物は居ないのか。
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そんな時、出会ったのが…
「向井康二」という男であった。
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作者名：賞味期限、約2年。 | 作成日時：2022年6月30日 9時
