記録14日目 ページ14
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数時間前喋ってた先輩が、
絞殺が原因で還らぬ人となった。
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数時間前に俺達は話してた。
有給取得の話とか、薔薇公園の話とか。
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明日は有給で薔薇公園やけど、
職場仲間の悲報聞いたら、
出掛ける気が完全に失せた。
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最近事件が連続で発生して、
見知らぬ者の命が奪われ、
最終的には俺の先輩の命も奪った。
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死の連鎖が進む中、
俺はとある人物が脳内に浮かんだ。
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_____________目黒蓮。
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数年前に発生した、
目黒家殺害事件の被害者。
目黒家の長男である。
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目黒蓮の仕業である可能性は、
100%無いとは言い切られへんやん。
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素能警察庁は、目黒蓮の行方を捜索中。
目黒蓮は、今俺の家に居候してる。
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全ての事件の黒幕が目黒蓮なら、
俺は確実に彼を匿ってる事になるから、
多分犯人蔵匿罪で捕まる。
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素能警察庁に務めるふっかさん達は、
俺が目黒蓮を居候させてる事を知らない。
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犯人蔵匿罪で逮捕されたら、
俺は刑務所に放り込まれるん？
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最悪な事ばかり考えながら、
気が付けばマンションの前に到着してた。
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でも目黒蓮が犯人である確証はない。
居候相手が犯罪者だと知られたら、
俺は確実に今の職場を辞めなあかん事になる。
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なんて考え事をしていたら、
背後から誰かが俺の肩を叩いた。
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瞬時に振り向くと、
買い物袋を持った目黒蓮が居た。
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目「お仕事お疲れ様です。
晩御飯の食材買ったんで御飯作りますね。」
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作者名：賞味期限、約2年。 | 作成日時：2022年6月30日 9時
