三十九話 ページ7
．
「へー祇園って奥に入ると
こんなに人気無いんだ」
茅野ちゃんの声に神崎さんは
分かりやすく説明を始める。
「だから私の希望コースにしてみたの
暗殺にピッタリなんじゃないかって」
「流石下調べカンペキ！」
「神崎さんもっかい私に
女神様のような神崎さんに
無茶振りを入れると
後ろからゲンコツが降ってきた。
「ッたぁ！おいカルマ！
い、た、い！
わかる？痛い！」
「うんうん」
ポカポカとカルマの胸を叩く私に
カルマはものともせず
頭を軽く撫でなでてくる
私が必死にゲンコツの痛さを
こんなに訴えてるっていうのに
軽くスルーして返すとか
蹴ち殺 されたいのか己は。
「じゃ、ここで決行に決めよっか」
茅野ちゃんがそう言うと
前後から続々出てくる
ヤンキーっぽい人達に挟まれた。
「ほんとうってつけだ
なんでこんな
拉致りやすい場所歩くかねぇ」
「茅野ちゃん茅野ちゃん！
あの人達アクション漫画の
敵キャラっぽい顔してるよ！」
「Aちゃん
しーッ！」
「お前等聞こえてっかんな！！？」
聞こえないように
言ったつもりが
相手に聞こえてたってあるあるだよね
「……何
お兄さん等？
観光が目的っぽくないんだけど」
「男に用はねー
女置いておうち帰んな」
「え」
いきなり肩を持たれ私の体は
太ってる人の方へ倒れた
だがカルマは瞬時に、
私の腕を引き太ってる人を攻撃する
その場の空気に関わらず私は
カルマがかっこいいと思ってしまう。
「大丈夫？A」
「う、うん
ちょっとびっくりしただけ」
そう言うと
太った人に触られたところを
ポンポンと払うカルマ
「ホラね渚君
目撃者いないとこなら
ケンカしても問題ないっしょ」
するとカルマの後ろから
鉄パイプみたいな物を手にした人が
バッと出てきて
カルマの後頭部を打つ
「カルマッッ！」
カルマの元へしゃがみ
軽く揺すろうとしたが
こういう時は
揺すらない方がいいのだと思い出し、
震える手で
ポケットにあるスマホを取り
救急で電話をかけようとしたが
「おっと。
電話なんかしてもらっちゃぁ
困るな」
腕をあげられ
スマホを取られた
返してと手を伸ばすが
あっさりと避けられ
口を塞がれた。
．
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とろろ丸(酸素@)(プロフ) - 華純さん» ありがとうございます！これからも頑張りますので何卒応援お願い致します！ (2017年2月2日 1時) (
レス) id: 2db22c4550 (このIDを非表示/違反報告)
とろろ丸(酸素@)(プロフ) - あいりさん» 更新おそくてすみません！携帯を使うことが少なくなってしまっていたので更新遅くなってしまいました。これからも応援してくださると嬉しいです！ (2017年2月2日 1時) (レス) id: 2db22c4550 (このIDを非表示/違反報告)
華純 - 更新楽しみにしています！頑張ってください (2017年2月1日 22時) (レス) id: 7ae674b749 (このIDを非表示/違反報告)
あいり - 更新もう少し早くしてもらえるといいです。この作品大好きです！ (2017年1月31日 13時) (レス) id: b20c59240a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：とろろ丸(酸素@)1 | 作成日時：2016年10月18日 1時
