二十二話 ページ25
．
「ん…っ」
体が揺れる反動に首をあげると
後頭部の痛みが後から追ってくる
薄く目を開ければ
一瞬で車の中だと分かった。
隣には茅野さんと神崎さんがいる。
「Aちゃんっ！起きたっ」
ホッと胸を撫で下ろす
茅野さんを見ると
助手席に座ってる奴が
今の状況を簡単に説明し始めた
なるほど
「いわゆる犯罪者ってやつですね。」
別に挑発してるつもりはない。
思ったことをそのまんま伝えただけだ
茅野さんも同じことを
思っていたみたいで
助手席さんを睨んだ。
「ッAちゃんの言った通り
犯罪ですよねコレ
男子達にあんな目に遭わせといて」
「２人揃って人聞き悪ィな〜
修学旅行なんてお互い退屈だろ？
楽しくしてやろうって心遣いじゃん」
「私的には
むさ苦しいお兄さん達と一緒の車に
乗ってる方が退屈ですよね。
こっちの身も考えてください。」
そう言ってやると、
瞳孔を開き殴りかかろうとする
ネズミくん
「まあ、やめとけって
な、まずはカラオケ行こーぜカラオケ」
茅野さんの後ろにいるデブが口を開く
それに茅野さんは旅行が
台無しだと反抗するが
「わかってねーな
その台無し感が良いんじゃんか
そっちの彼女なら分かるだろ」
助手席の野郎は携帯を片手に
神崎さんの目の前に差し出す
「去年の夏ごろのゲーセンこれお前だろ？」
チラッと横目に見ると
今の神崎さんからは
想像つかない女性が見えた。
神崎さんはそれを見て険しい顔をする。
もしかしてそのせいで
E組に落ちたのだろうか。
「でも俺にはわかるぜ。
毛並みの良い奴等ほどよ、
どこかで台無しになりたがってんだ
恥ずかしがる事ァねーよ。楽しいぜ台無しは
堕ち方なら俺等が全部知ってる
これから夜まで台無しの先生が
何から何まで教えてやるよ」
はい、カット。
．
(言いたい放題。)
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とろろ丸(酸素@)(プロフ) - 黄名子もちさん» ありがとうございます！キャラが曖昧なのですが、そう言ってもらえて嬉しいです笑更新頑張ります！ (2016年10月22日 15時) (
レス) id: 2db22c4550 (このIDを非表示/違反報告)
黄名子もち(プロフ) - こういうの大好きです。猫葉ちゃん可愛い！更新頑張ってください、応援してます♪ (2016年10月22日 15時) (レス) id: cc2176262f (このIDを非表示/違反報告)
とろろ丸(酸素@)(プロフ) - 赤紅葉さん» ありがとうございます！頑張ります！ (2016年10月19日 22時) (レス) id: 2db22c4550 (このIDを非表示/違反報告)
赤紅葉 - 面白いです！更新頑張ってください！ (2016年10月19日 18時) (レス) id: 4fdd9234c8 (このIDを非表示/違反報告)
とろろ丸(酸素@)(プロフ) - ＲaNaさん» ですよね！私律だけは見方につけておかなければと察知いたしまして笑 (2016年10月7日 23時) (レス) id: 2db22c4550 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：とろろ丸(酸素@)1 | 作成日時：2016年9月23日 16時
