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モ「あっ！Aが起きてる。おっはー。」
「モトちゃんおはー。何買ってきたの？」
モトキは袋に手を入れ買ってきたものを取り出した。
モ「インスタントのアサリのみそ汁。アルコール飲んだ後はアサリ成分とった方がいいよ。」
なんてお母さん。素晴らしい気遣い。
「ありがとうお母さん。」
モ「こんなでっかい娘を産んだ覚えはありませんわ〜。」
私の冗談に答えながらキッチンの方へ向かい、お湯の準備をする。
そこでやっと家主のシルクロードが目を覚ました。
「おはようシルク。」
シ「うーんん…おはよぉ。」
「お母さんが味噌汁を用意してくれるってよ。」
シ「あ？お母さん？？」
モ「こんな屈強な息子も産んだ覚えはねぇんだよなぁ。」
シ「あぁ、モトキね。」
目の前の机にカップに入った味噌汁とお箸が置かれる。
カップから外に湯気がユラユラと踊っていた。
シ「わー、おみそ汁ー。」
「わー。」
マ「お母さんに感謝して飲みなさい。」
遂にマサイまでモトキのことをお母さんと呼びはじめた
そんなマサイはまさかのお父さんポジションで、そこら辺に落ちていた雑誌をバサッと新聞紙のように広げた。
モ「マサイと結婚した覚えもないよ。ほら、早く飲みなさいよ、今日も撮影と編集で忙しいんだから。」
シ「いただきまーす。」
「いただきまーす。」
暖かさが全身を駆け巡り染み込んでいく。
なんとも幸せな感覚である。
この感覚のためにお酒を飲んでいると言っても過言ではない。
全然嘘だけど
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作者名：港 | 作成日時：2022年12月7日 3時
