青と桃の選択肢 (ページ15)

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無事にラーメンを食べ終わり、会計を終えて外に出る。

「はぁー！！お腹いっぱい、美味しかった！！」

マ「あぁ。普通にうまかったな、また今度来ようぜ。」

二人で再び街を歩く

マ「A、今日またウチ寄ってくか？」

「あー....いや、今日は家で作業したいから帰る。」

そういうとマサイは「そっか」と、一言言って前を向いた。

沈黙しばらく続いた後、突然マサイが口を開いた

マ「な、なぁ。A。」

「んー？」

特にマサイの方は見ずに適当に返事をすると、とんでもない質問が飛んできた。

マ「Aはさ、カｯ、彼氏にｯ...したい人とか....いちゃったり......すんの？」

「あ？？？」

突然のそんな質問に、思わず思いっきりマサイの方を振り向いてしまった。

「なに急に。」

マ「ラーメン屋に行く道中で、デートしてるカップル見てロマンチックとか言って、羨ましそうに見てたからなんか....そうしたい相手でもいんのかと...思って...。」

あぁ、そういうこと。

......いや、いまいち分かってないけど。私そんな羨ましそうにカップル見てたかぁ？？

「まぁ羨ましくなくはないけど、彼氏なんて今は無理無理。」

マ「なんで？」

なんでってそりゃあ

「フィッシャーズで活動してるうちは無理だよ。両立出来なさすぎて、嫉妬されてすぐフラれるわ。」

嫉妬により執着が酷くなって面倒くさい事になったりとか絶対する

俺とアイツらどっちが大事なんだって絶対言われる。

流石にそれ言われたら超めんどう

まぁ、そりゃ誰だって自分の恋人が、常に自分と同性の6人に囲まれて仲良くやってたらいい気は起きないよね

それが人間だもの

マ「なるほどな。.....じゃあメンバーの誰かと...は？」

「..........いや、もっと無理ｯ。」

マ「んなｯ、なんで！？」

「さっきも言ったじゃん。そんな事になったらファンから毎日呪いメール来るって、私の大事な寿命縮んじゃうよ。」

それもとても恐ろしい事だが、そもそもから含めメンバーをそう言う感情で見たことは一度もないし

せいぜい、〜〜はいいお父さんになりそうだなとか

〜〜はよく気遣いができるいい男だとかは考えることもあるけど。

「まぁ、流石に本気で告白されたらちゃんと考えるし、私も好きになっちゃったその時は.....うん。」