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・ ー岩泉sideー ページ40

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及川に次ぐ、部No.2のチャラ男として呼び声高い先輩。


男「ナース服可愛いね!…お前の彼女?」

「いや、彼女じゃねぇっすけど」


ったく、この人すぐそういう方向に持ってくかんな。
俺の彼女だなんて思われてAだっていい気しねぇだろ、、




男「ねーいいじゃん、俺と行こうぜ?」

A「や、…さすがにそれは」

しつこく絡まれてるAは、困ったように後ずさるばかりだ。






─── 先輩があいつに触れようとした時、



「待ってください」



身体が勝手に動いていた。






俺、さっき彼女じゃねぇって言ったよな。

じゃあ咄嗟にAを庇った理由はなんだ?



「(、なんだ、????)」


………それはよく分かんないけど、こいつが困ってんだ。

ほっとくわけにはいかねえだろ。





苦し紛れに取り繕った理由は……
なんかすげえハズカシー内容な気もするけど、先輩は諦めてくれたっぽいから良し。







「(…そんなことより、)」



申し訳なさそうな顔をするAを連れて、部室棟に向かう。

後ろをついてくるAは、何が何だかわかってないみたいだけど



─── 俺は、ずっと気付いてた。


ナースの格好をしたAを見る男たちの視線に。




…極力見ねえようにしてたけど、俺も男だからわかる。

制服より短ぇスカート履いてチョロチョロしてりゃ、そりゃ勝手に目が行くわ。


でもさっきの先輩みたいな奴がまた近寄ってきたら、
あいつだって嫌だろう。








「…これ、貸す」


そう思ってジャージを差し出したのに、なかなか受け取ろうとしないA。


そのきょとんとした顔にまたぐああってなって、
こいつ何も考えてねぇんだなと思ったら、なんか腹立ってきて、


「っいいから着とけアホ!」


A「、っぇ、?!!」


ジャージを投げつけてた。







昨日も着た汗臭いジャージを

A「全然くさくないよ!!いい匂い!」

と言ってのけるから、やっぱ面白ぇ奴だなと思った。








─── その後、松川んとこのメイドカフェに行ってホットケーキを半分ずつ食った。

くっそ甘かったけど、…まあ意外と悪くねぇな。


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風花 - めっちゃいいお話ですね推しがテーマでキュンキュン×2でした (12月10日 19時) (レス) @page46 id: e49a6fb07b (このIDを非表示/違反報告)
美羽(プロフ) - 初めまして美羽です一目惚れでした。読みました続きを楽しみにしてます! (10月11日 1時) (レス) @page13 id: 3d5ecef508 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:心晴 | 作成日時:2023年10月6日 0時

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