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連れてこられたのは…部室棟、?
岩「ちょっと来い」
階段を上ると、慣れた様子でドアを開ける岩泉くん。
ここが男バレの部室らしい。
…正直もっと男くさいのを覚悟してたから、思ったよりシーブリーズの匂いで拍子抜け。
部室に入るなりロッカーを漁る岩泉くん。
岩「ん、」
「…ん?」
岩「…これ、貸す」
突き出されたのは
白地にエメラルドグリーンのライン…バレー部のジャージ、?
「えっ…でもなんで?」
特に寒くもないし、なんでだろうと思っていたら
岩「っいいから着とけアホ!」
「、っぇ、?!!」
いきなりジャージがふってきて、
前と同じ柔軟剤の匂いに包まれる。
振り返ると岩泉くんは階段の方へズンズン歩いていた。
慌てて後を追いかけた。
………これ着るの???
結局なんでかは分かんないけど、とりあえずこれあれだよね、彼ジャー的な、その全然彼氏とかではないけどその、そういうやつだよね(?)
「お、お、お借りします…」
おそるおそる袖を通す。
…うわあ、思ってたよりぶかぶか。
外廊下を通って校舎に戻る途中
岩「……汗臭かったら、すまん」
頭を掻きながら言う岩泉くん。
くさいだなんてそんなとんでもない、!!
「全然くさくないよ!!いい匂い!」
この柔軟剤どこの?って聞きたいくらいですよ!!!
岩「…ふはっ」
突然笑い出す岩泉くん。
岩「いい匂いではねえだろ、笑」
「いっいやほんとだって!すごい好きな匂いっていう、か…」
これもしやド変態発言…??!
岩「…そんなに好きならそれやろうか?」
いたずらっ子みたいに笑って冗談を言う岩泉くん。
よかった気にしてない…!!そしてかっこいい
── その後2年の階に戻って、大好評だという松川くんのクラスのメイドカフェに行ってみることにした。
6組の前までやって来ると、女の子に囲まれる執事姿の松川くんが。
岩「松川すげーな」
「ね、脚長っ」
タキシードのおかげで色気がマシマシだな!!!
中では可愛いメイドさんがお出迎えしてくれて、ホットケーキに蜂蜜で大きなハートを描いてくれた。
岩泉くんと半分こして食べたホットケーキは、
いつにも増して甘かった。
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風花 - めっちゃいいお話ですね推しがテーマでキュンキュン×2でした (12月10日 19時) (レス) @page46 id: e49a6fb07b (このIDを非表示/違反報告)
美羽(プロフ) - 初めまして美羽です一目惚れでした。読みました続きを楽しみにしてます! (10月11日 1時) (レス) @page13 id: 3d5ecef508 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:心晴 | 作成日時:2023年10月6日 0時