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岩「…」

「…」

とりあえず体育館のステージを見に行ってみよう、ということになったものの、会話がない…!!





日曜だからか1日目よりも人が多い。
その中をズンズン進む岩泉くん。


「(やばい見失う、!)」


と思った時、岩泉くんがいきなり立ち止まった。






岩「…ここ。掴んどけ」



はぐれたらあれだし、と捲ったシャツの袖を片方だけ下ろして私に掴ませてくれた。


「ありがとう、」

岩「おう。」








─── 時々触れる岩泉くんの手にいちいちドキッとしちゃって。

傍から見たら手繋いでるみたいに見えてるのかな、なんて思ったりして。



浮かれてんな〜〜私










…って、岩泉くんは嫌じゃないのかな、

ふとそんなことが頭をよぎった。



恋愛の話なんて聞いたことなかったから考えもしなかった。

松川くんだって好きな人いるって言ってたし、岩泉くんに好きな人がいたって全然おかしくない。


岩泉くんに好きな人がいるとして、

その好きな人が青城生だったら?
私なんかといるところを見られたら?





「(そんなの、大迷惑だよね…)」






岩泉くんが恋してるなら、“友達”として応援するべきなのはわかってる。






でも…

岩泉くんが女の子を目で追ってるところを想像したら、
なんだかモヤモヤ。

袖を掴む指に無意識にも力が入ってしまう。





「(……ヤキモチ、?ばかみたい)」


心の中のモヤモヤを振り払って、岩泉くんのシャツの袖をさっきよりも控えめに握り直した。

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風花 - めっちゃいいお話ですね推しがテーマでキュンキュン×2でした (12月10日 19時) (レス) @page46 id: e49a6fb07b (このIDを非表示/違反報告)
美羽(プロフ) - 初めまして美羽です一目惚れでした。読みました続きを楽しみにしてます! (10月11日 1時) (レス) @page13 id: 3d5ecef508 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:心晴 | 作成日時:2023年10月6日 0時

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