一目惚れでした。【岩泉一】

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青城祭2日目。
今日は実行委員の仕事もないから、お化け役に徹するよ！

とりあえずシーツ被ればいいやーって思ってたんだけど…



Aちゃんこれとかどう？！あ、こっちも着てみよ！

私なんかシーツで十分なのに…！！と思いながらも、みんなに言われるがままナース服にお着替え。


今まで勝手に近付き難いと思ってたクラスの女の子たちは、明るくて優しい子ばっかりだった。

メイクもバッチリしてもらって、血まみれナースに変身！




凛「え可愛い！」

及「いーじゃーん！！怖カワ〜！」

2人にも褒められちゃった。恥ずかしいけど嬉しいきゃっ













─── 開場から数時間。


「ｳﾞｱﾞｱﾞｱﾞｧ」

男「うあああああああ」

「ｱﾞｱﾞ…ｯ」

女「きゃああああ」


私は自分のお化けの素質に驚いていた。
声の出し方とかもうカンペキ掴んだ(？)




ほかのお化け役の子たちも本気で脅かしに行ってるみたいで、教室のあちこちから悲鳴が上がる。笑


「(楽しくなってきちゃった、！)」

次々にやって来るお客さんを順調に怖がらせていく。







ゔぉおビビったあぁ！！


─── あ、次は男の人だ
入口近くで叫び声がしたので急いで位置につく。



男「お前先行けまじで、」

男「入りてえって言ったわりにくそビビってんな」


近付いてくる………今だ！！








「ｳﾞｱﾞｱﾞ、！」


勢いよく飛び出すと



男「ぎゃーーーーー」

男「っうお引っ張んな花巻」





…………………え花巻くん？








花「まぁじ怖ぇ…ってアレ？Aちゃん？」

岩「え、Aか」






と岩泉くん──！？？！！


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