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その日の放課後、日直だった私は集めたノートを職員室に運ぶように頼まれていた。
それを抱えて教室を出たところで、
及「Aちゃん！手伝うよ！」
「お、及川くん…！ありがとう、」
やって来た及川くんにノートの束をほとんど奪われてしまった。
変な人だけど、顔だけじゃなくやることもイケメンだなあとちょっと感心。
「失礼しました〜…」
無事ノートを出し終えて、教室に戻ろうと階段を上り始める。
及「ねえ、」
数段下に立った及川くんに呼ばれて振り返ると、
カーディガンの袖を引っ張られて、及川くんの綺麗な顔がぐっと近付く。
「(ヒエェ〜〜！)」
及「─── Aちゃんさ、岩ちゃんのこと好きでしょ」
小声で言う及川くん。
なんで、それを、？？？
及「アハハ顔赤〜っ！わかりやすすぎるよ！笑」
「っえ、や違くて、その…」
及「言い訳無用！及川さんの目は誤魔化せないよ☆」
へ、ソースどこ？また松川くんがバラしたのか！？
慌てて問い詰めると、そんなの見たら分かるよ☆とのことだった。
やっぱりアイドル怖ぁぁ
及「岩ちゃんのこと好きになるなんて、Aちゃん変わってるね！笑」
「…そう、なの？」
及「岩ちゃんて昔から女の子とぜーんぜん話さないの！ちっちゃい頃からずーっとあんなだから怖がられてばっかで」
たしかに女の子と話してるとこは見かけない。
みんな岩泉くんのこと怖がってるのかな、
「…でもその女の子たちはもったいないね。岩泉くんのかっこよさに気付かないなんて」
及「……ふふ、ちゃんと好きなんだね岩ちゃんのこと」
正直に思ったことを口に出すと、及川くんは優しく笑った。
及「ん〜！！じゃあそんなAちゃんのために、及川さんが協力してあげよう！！」
特別だよ、と微笑む及川くんはなぜか嬉しそうだった。
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風花 - めっちゃいいお話ですね推しがテーマでキュンキュン×２でした (12月10日 19時) (
レス) @page46 id: e49a6fb07b (このIDを非表示/違反報告)
美羽(プロフ) - 初めまして美羽です一目惚れでした。読みました続きを楽しみにしてます！ (10月11日 1時) (レス) @page13 id: 3d5ecef508 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：心晴 | 作成日時：2023年10月6日 0時
