一目惚れでした。【岩泉一】

高校1年、秋。 ページ1

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─── 彼と出会ったのは、高1の体育祭。


係の仕事があった私は、集合場所に向かっている途中でポケットに入れていたハチマキを落としてしまった。



岩「、おい！」




気付かず去ろうとする私を呼び止めたのが、彼だった。




「…へ？」

岩「ハチマキ、落としたぞ」






目を奪われた。


私より頭ひとつ分大きな身長、ほどよく筋肉のついた腕。
キリッとした目が印象的な男らしい人。


かっこいい、、




「、え、あ、ありがとう…ございます」


ハチマキを受け取ると、彼はそのまま走っていってしまった。







「(はー、かっこいい人だったな〜…。)」



名前、なんて言うんだろう。
体操着の名前見とけばよかった…！！

運動部っぽかったけど、先輩かな、？



──── また、会えるかな。






さっきの彼のことを考えながら歩いていたら、無意識にクラスのテントに帰ってきてしまっていて


凛「あれ、A？なんか仕事あるんじゃなかったの？？」

「あ！！！！！」







これが、私と彼との出会い。
え、これだけ？って感じでしょ。笑



ハチマキ拾ってくれた男の子に一目惚れ。

こんなチョロい 私の恋話(こいばな)、聞いてくれる？





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○A A

青葉城西高校 1年1組
帰宅部


○桐島 凛(きりしま りん)

青葉城西高校 1年1組
硬式テニス部

Aとは中学から一緒の親友。
明るくさっぱりした性格

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