ＣＬＦＬ ~ ｶ ﾗ ﾌ ﾙ ~. ＊ LDH ＊ ２

佐野玲於 ページ33

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＿＿＿ ｷｬｱｧｧ…！





涼太｢ みなさん今日はありがとうございます！ ｣

龍友｢ 楽しんでいきましょー！ ｣




＿＿＿＿ ｲｪｰｲ！！





目の前で踊る彼らは

人気絶頂の、あのGENERATIONS。



うめんでぃー！で有名なメンさんの斜め前で踊る、

白いあいつはわたしの彼氏。



現実的じゃないよね、

彼氏がステージで踊ってるだなんて。



生意気にサングラスなんてかけちゃって

可愛い可愛い言われてたのに

最近一気に色気付きやがって。



かっこよすぎだっつーの、ばかれお。




実は内緒で来てるわたし。


思ってたよりもいい席で、１５列目。

内緒で来てる意味あるの ってぐらい近い。

気づくかな、玲於。



玲於の顔フェルト作ったりタトゥーシール貼ったり、
何気わたしもノリノリ。




『 …あ、 』



確実に龍友くんと目が合った。


ニコッと微笑んでくれて その破壊力に思わずクラッとする。


やっぱ玲於、まだ気づかないかな なんて、玲於の方を見てみると




『 …いや、ガン見 』




想像以上のガン見でこちらをジーッと見つめている。

体はちゃんと踊ってるのに
視線は思いっきりこっちだから、なんか怖くなって裕太くんに視線を移した。



その後も、

みんなのかっこいいダンスに見惚れたり

２人の歌声に思わず涙が零れたり、


普通にライブを楽しんだわたし。





時間が経つのは早く、

いよいよアンコールも最後の曲。



まさかの玲於、目の前で踊ってて

目が合った瞬間、普段見せないような

とんでもない破壊力抜群の笑顔をぶちかましやがった。


ざわつく周りとは裏腹に

突っ立って放心するわたし。


あいつ、あんな顔するの…？




周囲から聞こえてくる、玲於の名前に

" わたしのなんだからね！ "

だなんて みっともなく嫉妬。



放心してる間に曲が終わっちゃって

メンバーが捌けていく。



普段、うちに来ては食べ物を集り、

食い散らかして帰っていくみんなの

かっこいい姿を間近で観て、

ギャップに驚いたわたし。



そのせいか、家に着くまでの記憶がない (笑)




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