ＣＬＦＬ ~ ｶ ﾗ ﾌ ﾙ ~. ＊ LDH ＊ ２

村山良樹 ページ2

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『 村山先輩、 』






こいつは、鬼邪高定時制の数少ない女子の１人。



２年のくせに なぜか３年の俺に懐いてる。



可愛い。とにかく可愛い。




ずっと傍に置いときたい。






『 先輩あのね、 』



良樹｢ んー？ ｣



『 これ古屋さんにもらったんです！ 』






かわいいでしょー って差し出してきたのは

手のひらサイズのくまのキーホルダー。






良樹｢ …なんであいつがこんなもん持ってんだ ｣






どう考えても古屋にゃ似合わねぇだろ。






『 ……先輩、？

怖い顔してますよ。スマイルスマイル〜 (笑) 』






にぃー って、自分も口角あげて 俺のほっぺたをつまんで伸ばす。



お前のせいでもあるんだよ。




仕返しに片手で Aのほっぺを掴む。






『 ……いひゃいれふ!(いたいです!)

むりゃやましぇんぱい、はにゃしへ!(むらやませんぱい、はなして!) 』



良樹｢ ぶっさいくな顔してんぞ〜 ｣



『 ……むぅ、 』






タコみたいな口して拗ねてる (笑)






良樹｢ うそうそ、可愛いよAは ｣



『 …んにゃっ！？/ / / 』






顔真っ赤だし、今度こそタコじゃん (笑)



ていうか、そんな反応されたら期待しちゃうんですけど。







良樹｢ なに、その可愛い反応 ｣



『 いや、その… / / / 』






手を離して、座ってた机から降りる。



少しずつ距離を詰めて、後ずさるAに近寄っていく。







＿＿＿＿ とん、






『 わっ、……ちょちょちょ…っ！ 』






いつの間にか、" 壁ドン " 状態。



俯いて 両手で俺を押し返してくる。






『 どしたの先輩…、！なんか変だよ今日っ 』






涙目で訴えてくるけど、むしろ逆効果。



Aの顔の横に肘ついて、じっと目を見つめる。







『 無理無理… / / / 』





真っ赤な顔して顔を逸らす。


どこまで可愛いんだ。





｢ なにが無理なの、Aちゃん ｣



『 だから、その…っ / / / 』





.





『 先輩がかっこよすぎるんですっ！！ / / / 』







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