ＣＬＦＬ ~ ｶ ﾗ ﾌ ﾙ ~. ＊ LDH ＊

嫉妬大作戦 . Reo.S ページ1

.




『 あ、亜嵐くん？あのね… 』





亜嵐くんと電話中。



これといった内容は特に無いんだけど。




普段は塩対応な玲於を嫉妬させるために、


亜嵐くんが仕組んでくれた (？) こと。




あたしの横には

ソファに寝転んで携帯いじってる玲於。




わざと玲於の近くに行って、


亜嵐くんと電話する。






『 うん、そうそう！(笑) 』



玲於｢ ねぇ ｣





…お、？(笑)





亜嵐 [ お、玲於反応した ？(笑) ]



『 うん、(笑)
でね、この前ね… 』




＿＿ ﾌﾟﾂｯ ﾌﾟｰ ﾌﾟｰ …




『 え、 』






突然、電話が切れる音。



これも亜嵐くんの仕業？



これは予想してなかったぞ。(笑)






なんて余裕ぶっこいてたら、




『 え？うわ…っ！ 』





耳に当てたままの端末を奪われた。




＿＿＿ 正確には腕ごと引っ張られた。






玲於｢ 俺の前で他の男と電話とか、
…いい度胸してんじゃん ｣



『 いや、その、えっと… 玲於さん？ 』





期待してた通りにはなったものの、


いざそうなればどうしていいか分からない。




見事に後ろに倒れ込んで、


すっぽりと玲於の腕の中。




玲於｢ 何、俺に嫉妬して欲しかったわけ ｣



『 …え 』




なにゆえ、キミがそれを…？




玲於｢ 実は亜嵐くんからぜーんぶ聞いてたんだよなぁ〜。
可愛かったから黙ってたんだけど ｣





し、白濱ぁぁ〜ッッ！！！





玲於｢ まぁでも、正直嫉妬したのは事実です ｣





てことで、とかなんとか言って

ぎゅーっと抱きついてくる。




え、待って。



めちゃくちゃ砂糖ですやん。




玲於｢ 俺を嫉妬させたお仕置き、 ｣



『 …へ？…っん、/// 』






唇にぬくもり。




一瞬離れたかと思えば、またすぐくっつく。



苦しくて玲於の胸をとんとん叩いた。





『 はぁ…、もうほんと心臓に悪いっ 』



玲於｢ 嫉妬させたお前が悪い ｣






……そう返されるとなにも言い返せません。





そもそも事の発端は亜嵐くんなんだけどね！？






嫉妬大作戦、



これは成功なのでしょうか…。(笑)



.

涙 . Yuta.N→

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す