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あたしのその言葉が頭にきたのか、
一気に群がってくるDOUBTの奴ら。
『 …そっちのが早く済むし、いっか 』
ほんとは一人一人痛めつけてやりたいけど、それはそれで時間がかかる。
こんな奴らに時間を割くのも、と考えれば、手早く終わらせて早く帰った方が得だ。
KIZZYやKAITOは容赦なく痛めつけてたけど。
殴りかかってくる奴の拳を止めて、そのまま
気付いてないとでも思ってるのか、後ろからも1人、大柄な男がきたけど、そのままスピードを利用して背負い投げ。
丁度落ちたところはついさっき鳩尾に一発入れた奴の上。
投げただけじゃ大してダメージにならないのはわかっているから、顔面に一発。
おそらく鼻の骨が折れたのであろう、バキッという鈍い音がした。
さらに前方から向かってくるやつの胸ぐらを掴み、
『 コイツの鼻の骨ぐらいすぐ治る。
でもな、お前らに売り飛ばされて、酷い目にあった子達の心の傷は一生癒えねぇんだよ!! 』
そう言って頭突きをし、胸ぐらを掴んだまま足を払って思い切り地面に叩きつけた。
そして、残りの奴らに目を向ければ、まさに恐れを成して逃げ出そうとしている瞬間だった。
『 なっさけねぇな、萎えたわ。
お前らの頭に伝えとけ。
" 女売りさばく暇があんなら髪生やせ、つるっぱげ "ってな 』
くっそ、覚えてろっ て逃げてくけど、そうやって逃げてく奴に限ってロクなことしないんだよね。
『 …あ、メット壊してもうた 』
さっきの奴殴ったからだ。
ヒビ入ってる。
どんだけ石頭なんだよ…。
『 チッ、くっそ、 』
思わず、まだ伸びてる奴を蹴ったが、これは完全なる八つ当たり。
伸びてる奴を攻撃しても、なんの面白みもないので更に苛立ちが増す。
_ もういい、ノーヘルで帰ってやる! _
半ばやけくそでバイクにまたがり、エンジンをかけてCLUB Heavenまでの帰路を辿った。
後で (何故か) ENARI に怒られたのは言うまでもない。
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青龍 葵(プロフ) - 続編は書かれないんですか? (2017年3月6日 17時) (レス) id: 7eeabc0546 (このIDを非表示/違反報告)
C56(プロフ) - 隼月さん» いえいえ、図々しくなんかないですよ!アイデアくださるのはとても嬉しいです!REDRAINで新しく書くか、Rascalsが出てれば続編として書くかで悩んでます…。MIGHTYのお話はまだ考えてる段階なので公開にはもう少し時間がかかりそうです…。 (2016年8月18日 0時) (レス) id: b85133abdf (このIDを非表示/違反報告)
隼月(プロフ) - と、言うことはRascalsあまり出てこなかったら書かないんですか?MIGHTYの方はどの辺りから書くんでしょう。個人的にはSWORDの新しいチームの話とかが 好きなので、MIGHTY終わった後とかC56さんに書いてもらえたら嬉しいです←図々しいですねすみません (2016年8月17日 22時) (レス) id: 0c44f2a915 (このIDを非表示/違反報告)
C56(プロフ) - 隼月さん» ありがとうございます!!全然天才なんかじゃないですよ…(笑) 色んなところ省きまくった結果短くなっただけです(笑)REDRAIN書くかは内容次第ですが、Rascalsがたくさん出てれば書く予定です!MIGHTY、お楽しみに…(笑) (2016年8月17日 22時) (レス) id: b85133abdf (このIDを非表示/違反報告)
C56(プロフ) - 未輝さん» 嬉しすぎます(泣) 本当にありがとうございます!これからもこんな作者をよろしくお願いします(笑) (2016年8月17日 21時) (レス) id: b85133abdf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:c56 | 作成日時:2016年5月30日 22時