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直視できない
…………なんて、つい勝手に口が動いてた。
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翔くん固まってたし、まずかったかな。
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しばらくお互いに固まってたけど、道でダラダラする訳にも行かないからと、店へ行くことにした。
翔「ここから店までそう遠くないから歩きで行く？」
「うんっ」
今日はあれやこれやで悩んでたけど、翔くんのツテが効くという店に行き着いた。
一番奥のメディア人専用の個室に通して貰えるらしいし、料理も美味しそうで即決。
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翔「寒いねぇ」
「ね、手がもう感覚ない(笑)」
翔「……ふふ、本当ならここで手繋ぐチャンスなのに外だから流石にダメか(笑)」
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「…………えっ、？」
今…………、なんて……………………？
手繋ぐ………………チャンス………………？
………………ねぇ、それは、……冗談？
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「……っ、」
翔「松潤？」
なんて、顔を覗き込まれそうになったから咄嗟に翔くんのデコっぱちにデコピンをした。
翔「いてっ」
「…………ばかなんじゃないの……」
翔「…ふふ」
今の顔、絶対赤い。
こんなの見せる訳にはいかないじゃん
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作者名：じゅりあら
| 作成日時：2021年6月24日 20時
