RED �� ページ28
．
いや
空耳かもしれない
｢…………ごめんもう一回｣
そう思い聞き直すこと三回目
｢だーかーらー、ポッキーゲームしたいっ！｣
聞き間違いじゃ……なかった
｢………………え、お前、それ何か知ってんの？｣
ポッキーゲームって、あれだよね？
二人が同時に両端っこから食べていってそのままキスしちゃう…的な、
それでしょ？
．
｢知ってるよ？｣
えっ
いや、そんな平然とされても…
俺からしたらハテナでしかないし…
｢なんでまた急に、？｣
潤がそんなことを言ってくるなんていつもだったらありえない話。
｢ニノにさ、翔くんとイチャイチャ不足って相談してたらそれしたら良いよって｣
……ん？
待って？
｢ニノにそんなこと相談してたの？｣
俺とイチャイチャ出来てないって？？
不足だって？？
……はあ、
お前が仕事疲れしてるかもしれないから負担かけないように我慢してたのに…
なんだよもう
｢お前ほんと可愛い｣
俺の恋人は本当にズルい
｢…そ、そこは別に良いの！だからつまり…ポッキーゲームしたら翔くんイチャイチャしてくれるんでしょ？｣
なんて、俺の服をつまみながら唇を尖らす潤
ふふ
可愛いわ、ほんと
イチャイチャしてくれるんでしょ？って……
お前が思ってるより何十倍も我慢してんのは俺なんだよ？
言わないけど…
．
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作者名：じゅりあら
| 作成日時：2020年11月20日 18時
