紫にサザンカを。【ars】 (ページ24)

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YELLOW ￤ページ24

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｢すみませんね、わざわざ来てもらって｣

｢んな事気にすんな｣

｢俺ら二人のこと大好きだもん！嬉しいよ！｣

｢俺らが、見届けてやるから｣

潤くんの温かさが残るこの家に、前から予定を空けてくれていた三人を招いて。

多分、

俺一人じゃ精神もたないから…

潤くんは俺の事をカッコ良いカッコ良いって言ってくれてたけどこう見えて、めちゃくちゃ緊張しいだし

…ま、潤くんには負けるけど、笑

だって一世一代の大勝負だもん

緊張しちゃうよ、

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｢潤くん、君が俺の隣から居なくなってしまってもう一年が経ったよ

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…ふふ、ほぼ抜け殻状態で息してんのがやっとみたいな一年だった

ほんと、三人が居なきゃ今頃どうなってたかも分からないくらいにね…

潤くんに無理やり連れられたジムで鍛えた筋肉も痩せて落ちちゃったや……ごめんね

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ねえ、

潤くんは俺の事、まだ好きでいてくれてる？

……くふ、

うん。分かってるよ

潤くん俺の事大好きだからね

．

俺もね潤くんの事ずっと好きだよ

きっと、この先だって貴方しか好きになれない

……そんな、

誰よりも愛おしい潤くんへ、

……一回しか言わないから、ちゃんと聞いてて｣

そっと、目を閉じて静かに潤くんを想う

嬉しそうに楽しそうに笑う可愛い笑顔だって、

怒ったり拗ねたりしてる時に頬を膨らませる所だって、

コンサートを考える真剣な顔をしてる所だって、

全部、愛おしいんだ

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｢潤くん、俺と結婚してください｣

……ねえ、君は今どんな顔をしてるかな

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