RED �� ページ20
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｢潤……お前が居なくなってもう二年だって……｣
ほんと、時間ってのはあっという間だ。
その中で俺だけが置き去りにされてく
……いや、
置き去りのままでいいか
潤がいない日々なんて、感じたくもない
｢ニノにさ……また怒られちゃった、｣
『食べないと餓死するよ！？』なんて、俺を心配して怒ってくれる事も、彼の優しさで
作り置きの料理をタッパーに入れて冷蔵庫に沢山置いてくれるのも本当に助かる
だって俺、料理出来ないもん
潤がいたから…作らなくて済んだってのもあるけど
．
｢…相葉くんには、今もよく一緒に泣いてもらってる｣
馬鹿みたいに毎日涙を流す日々に、もう慣れたけど
たまに壊れそうになる時は『泣く時は俺呼んでよ？』なんて言ってくれた相葉くんに電話して、
家に来てくれる彼は俺と同じように一緒に苦しんで涙を流してくれて
．
｢兄さんには……沢山笑顔をもらってる、｣
頻繁に飲みや飯に誘ってくれる彼はいつも優しい笑顔と温かい声で俺を包んでくれて
飲みの終盤で大抵気づけば潤の話をしてて、
時々、涙を頬に流すことには触れないでくれて
．
｢ほんと、……三人にはお世話になられまくり、｣
いつまで経っても立ち直れない俺に、呆れもせずずっと寄り添ってくれる三人。
三人が居なかったら、ニノの言う通り……とまではいかないけど栄養失調とか睡眠不足で倒れてたかもしれない
だって俺さ、
全部潤で出来てんだもん、ほんとに
．
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作者名：じゅりあら
| 作成日時：2020年11月20日 18時
