RED �� ページ11
．
ピンポーン
そうインターホンが鳴り、ドアを開けた先に居たのは斗真と、その斗真に担がれてる潤で。
俺の中で何かががプツリと切れた音がした
．
．
．
｢悪い、飲ませすぎた｣
｢いや……こっちこそ送って貰ってごめん｣
｢ほら潤、翔くんだぞ｣
｢ん……｣
俺と話してる間だって、
ずっと潤と密着したままの斗真
仕方ないのだって分かってる。
…でも、
｢とりあえずコイツもらうわ｣
｢あっ、ああ。｣
半無理矢理、潤を斗真の背中から引き剥がして自分の方へ抱き寄せた
｢ほんと、助かったよありがとう斗真｣
｢うん！じゃあね〜｣
斗真を見送って、家に入った瞬間。
ふらつく潤をそのまま壁に押し当てた。
｢……なんで連絡してこなかったの｣
｢んー…しょ…おくん？｣
酔いが回ってる潤は上手く思考回路が働かないっぽいけど俺も余裕がなくて。
さっきまで視界に映っていた二人の光景が脳内をかき乱していく
｢俺、お前に誰かが触れてるだけで嫌だって何度も言ってきたじゃん｣
｢………だって…歩けなかったんだもん｣
｢その為に電話して来いって言ってんじゃん｣
あー、やばいな
って自覚はしてる
でもこうなってしまえばもう遅い
｢明日歩けなくなっても知らないから｣
そう耳元で囁くと、潤がピクっと動いた
．
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作者名：じゅりあら
| 作成日時：2020年11月20日 18時
