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｢ん〜〜、うまっ｣
｢ふふ｣
｢潤、食べねーの？｣
俺が食べてるのをずっと横で見てる潤はまだケーキに一口も手をつけてなくて。
何口目かのケーキを頬張った時にそう聞いた
｢ん〜なんか智が美味しそうに食べてんの見るの好きなんだよね俺｣
｢えっ？｣
｢甘いもの食べてる姿可愛くて好きなの(笑)｣
ばーか、
そんな事言うお前の方が何倍も、何十倍も可愛いんだよ
｢潤、あーん｣
潤のところにもケーキはあるのに、俺の方を掬ってそのまま潤の方へ差し出した
最初は驚いたように笑った潤だけどすぐに受け入れた
｢ふふっうん。おいしいね｣
｢だろ？｣
｢さとし〜もう一口ほしい｣
｢自分で食うって選択肢無いのかよ(笑)｣
｢あーんがいい｣
ったくもー。なんて言いながら
一番満更でもないのも、
にやにやが止まんないのも、俺
潤のこんな甘えたな姿見れてるのって俺だけだもん
超レアじゃん
｢…んっ｣
チョコレートケーキの一番上にある生チョコ。
大事にとってあるそれを潤の口に放り込んだ後、そのまますぐに唇を重ねた
二人で生チョコを味わうように舌を絡めて、
何度も何度も。
チョコレートが溶けて無くなってからも舌を絡め続けて気づけばソファに潤を押し倒していた
｢っはぁ、……ベット行く？｣
｢ん…｣
チョコレートよりも甘い、お話のスタート
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作者名：じゅりあら
| 作成日時：2020年11月20日 18時
