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『どうぞ』
「お邪魔します」
丁寧に靴を揃えて
私の後ろをついてくる彼
『北斗さん、水飲みます？』
「お願いします」
冷蔵庫から冷えた水をグラスに注ぐ
その音が鮮明に耳に入ってくるくらい静まっていた部屋
『大丈夫ですか？』
「ちょっと飲みすぎたかも」
あわよくば、なんて考えてしまう
彼はきっと酔ってるから
知らぬ女の家に上がり込んでるだけ
「いつもこんな簡単に男上げるんですか」
重い静寂を遮った彼は
今にも溶けそうな目でそう聞いてくる
『上げないですよ』
「俺だけですか」
『北斗さんだけです』
肩に彼の頭が乗って
お酒に支配されている彼が私の手を取る
『いつもこんな簡単に女の家に上がるんですか』
「上がりませんよ」
『私だけですか』
「Aさんだけです」
私の右手を遊ぶように弄り続ける
本当は人に甘えたい人なんだろうな
なんて人間観察の癖で考えてしまう
今考えるべきなのはこの事じゃない
『私着替えてきます』
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北北 - あの、天才ですか？泣きました！完璧に小説出せますよベストセラーです (2021年3月13日 11時) (
レス) id: 025fea3bf4 (このIDを非表示/違反報告)
anier017(プロフ) - 返信ありがとうございます！嬉しいです！いつまででも待ってます^^ありがとうございます！ (2021年3月10日 1時) (レス) id: a030ce827e (このIDを非表示/違反報告)
haku(プロフ) - anier017さん» はじめまして、コメントありがとうございます！すべて読んでいただいたなんて、嬉しい限りです...時間があるときにハッピーエンドのお話も追加しますね♪遅くなるかもしれませんが待っていただけると嬉しいです！ (2021年3月3日 23時) (レス) id: 8c560b9f10 (このIDを非表示/違反報告)
anier017(プロフ) - はじめまして。作品全て読ませていただきました！今回とっても切ない気持ちになりました。。我儘なのですが、、ハッピーエンドも読めたら嬉しいなぁと勝手に思ってしまいました。番外編などもし書かれる機会があれば読めたら嬉しいです (2021年2月27日 20時) (レス) id: a030ce827e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：haku
| 作成日時：2021年2月11日 20時
