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99話契約ページ9

ついにダルツォルネが殺されてしまったか……。俺はダルツォルネ個人に雇われたからぶっちゃけると契約は切れたに等しい。だが、念のために行くか、𓏸𓏸を連れてな。

『𓏸𓏸、行くぞ』

「イヤだ」

『……そうか。なら無理やり連れていくだけだ』

「そもそも何でAはあたしを連れていきたい訳！」

『もしかしたらあいつと会えるかもしれないからな』

「あいつ？」

『クロロだよ』

「何であたしとクロロ＝ルシルフルを会わせようとしてるのよ！てか、知り合いだったの!?」

『元の世界に帰るにはクロロが関わってくるからだ。あと、クロロには全部言った』

「…もう、しょうがない。ついて行くよ」

そして、俺は集合場所に𓏸𓏸を連れて行った。やはり、中に入ると誰だこいつという顔をしている。

「A、彼女は誰だ？」

『彼女は𓏸𓏸。情報屋だ、念能力者でもあるから護衛にどうかと思ってね』

「初めまして、𓏸𓏸です！あたしは放出系で、瞬間移動とかできるから逃げる時は役に立つと思います！ついでに言うとAに脅されて無理やりここにこされられたお友達です、よろしく！」

みんな一斉に俺の方に向いた。え、こんなやつだったかと信じられないものを見る目だ。まぁ、実際たくさんの猫を被ってたわけだしな。

『失礼だね、取引しただけじゃないか』

まぁ、脅したという表現は正解だな

「あれは、脅しって言うの！頭おかしいんじゃないの！」

『それは置いといて、これからどうする？』

俺たちは話し合い、ボスに報告をして、その父である人物に連絡をすることにした。そして、リーダーはクラピカになり、彼が代表して指示を受ける。最後に俺に代わってもらった。

『もしもし、ダルツォルネさん直々に雇われたAです。現在、ダルツォルネさんが亡くなられているので契約は破棄の状態になってます。どうしますか？俺をやといますか？しかし、条件としてオークション終了までですがどうしますか？』

「もしもし、ライト＝ノストラードだ。その件だがぜひそうさせてくれ。」

『あと、追加でもう一人、𓏸𓏸というものなのですがかなりのやり手の念能力者なのですが護衛としてどうでしょうか？』

「うむ、彼女も雇おう。護衛は一人でも多い方がいいからな」

『ありがとうございましす、それでは』

ﾋﾟｯ

俺は電話を切り、ボスに返した。