→→→【呪術廻戦】→→→【Hunter×Hunter】Ⅲ (ページ5)

今日:7 hit、昨日:18 hit、合計:6,252 hit

95話花瓶ページ5

現在、俺はボスであるネオンの護衛についていた。やはりオークションに行きたかったのだろう。彼女は部屋で大暴れしている。それを止められないダルツォルネが俺の事をネオンの部屋に来るように言われる。近づくと物が激しくぶつかる音や大きな声が部屋の外まではっきりと聞こえてきた。

ドアを開くと花瓶がこちらに向かってきたのですぐさま避ける。あ、危ないなぁ……。あと少し反応が遅かったら間違いなく顔面に花瓶が直撃して、顔面血だらけになっていただろう。

『ダルツォルネさん、今回はまたいつも以上に暴れてますね』

物陰に隠れているダルツォルネに声をかける。どうやら電話し終わった後らしく手に携帯を握っていた。

「A、来てくれたか！さっそくだがボスを納得させてくれないか？俺には無理だった」

ダルツォルネの頭には痛々しいたんこぶが何個もできていた。おそらく暴れて物を周りに投げまくっている内の何個か直撃したのだろう。しょうがない、と思いネオンに近づいていく。

『ボス、落ち着いてください。』

「あ、A！だって、私、オークションずっと楽しみにしてたのに行っちゃダメって酷くない？私は自分でお宝ゲットしたいのにぃー！」

『ボス、どうやら今回のオークション会場にかの幻影旅団が忍び込んでいるらしく、危険な状態なのです。あいつらは殺しも盗みも躊躇しませんからね。私たちはボスが死んで欲しくないがためにオークションへは行かせることはできません』

「そっかー、でもお宝は欲しかったー!!」といいまた暴れだした。

暴れ続けて疲れたのだろう、ネオンは寝てしまった。その後にダルツォルネが俺に鋭い目線を寄越し、話しかけてきた。

「ボスとのさっきの会話、どういうことだ？」

『幻影旅団のことですか？』

「なぜ幻影旅団だと断定できる？」

『実はオークションに族が出ると聞いた時に情報屋に依頼したんですよ。それぞれの凶悪なA級賞金首の情報を。その情報をもとに情報屋と話し合ったんです。その結果幻影旅団じゃないかっておおよそ予測することが出来ただけであって別に断定したわけではないです。まぁ、情報屋が言うには70%は確信しているようでしたけどね。』

「その情報源は信頼できる出処のものか？」

『もちろん、だから俺はあの品をみんなに配ったんですよ。ですが、あれは即死した場合は効果を示しませんので気をつけてくださいね』

そして、少し時間が経った後連絡がきた。