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93話詳細ページ3

あれから2ヶ月経った。やはり能力を盗めたのはこれだけか。出来れば操作系の誘導型か要請型の能力が欲しかったが2ヶ月じゃこんなものか。

その代わりかなり高威力の能力を手に入れた。今まで高威力と言えば武器創造の核弾頭だったがそれ並みの能力がもうひとつの手段として増えた。核弾頭は使いどころが難しいから本当によかった。

現在、ノストラードファミリーの護衛の集合場所に向かっている。おそらくだが新人の護衛もすでにいるだろうと思い、ドアを開ける。

『失礼します。ダルツォルネさん、お久しぶりです。護衛任務にまいりました』

「あぁ、来てくれたかA。紹介しよう、新人の4人だ。」

『初めまして、プロハンターのAです。短い間だがよろしく』

「短い間？」

『俺の護衛任務はオークションまでの短期契約になっている。だから君たちと一緒に護衛任務にあたるのは本当に少しだけなんだ。』

「本当だ。彼はボスのお気に入りでね、今回はこちらから依頼したんだ」

ついでに言うと俺はメガネにヘアバンドしているだけである。前行った時もこの格好だったため流石に変えられない。

クラピカは俺がハンター試験で一緒だったAだと気づいていないようだ。

このまま護衛の詳細を確認し、数日後、オークションのためにヨークシンに向かった。