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104話 ○○号室ページ14

𓏸𓏸との電話をきったらさっそくライト＝ノストラードから電話がかかってきた。

「もしもし、Aか。今すぐに○○号室へ来てくれ。そして、すぐにネオンの護衛をしてくれ！」

『わかりました、今すぐ向かいます』

ﾋﾟｯ

電話の履歴をみると𓏸𓏸との電話の間に8件ものライト＝ノストラードからの電話が来ていた。いや、電話しすぎ、こんだけ出ないんだから普通死んだと思うだろうに……｡

俺は今いる血なまぐさい部屋から出ていった。これ、着替えなくても大丈夫だろうか？めちゃくちゃ血の臭いが染み付いた気がする。とは言っても着替えなんてないし別にいいか。

○○号室へ向かっている途中にこのビルが揺れるくらいの大きな音が聞こえた。これは、シルバ＝ゾルディックの念能力か……｡これでまだ本気を出していないなんてふざけてるよな。さすが、ゾルディック家当主。

急いで階段を降りて鉢合わせしないように心掛けたがなんと偶然ゾルディック家の二人にばったりと会ってしまった。しかも、ちょうどクロロとの戦闘を終えて扉を開けたタイミングだったためかクロロからも俺の姿が見えたらしい。ニヤリと笑ってこっちを見ていた。まぁ、さすがに二人との戦闘で疲労していたのだろう、何もしてこなかったのは幸いだ。そして、問題はこの二人だ。

「お主に言っておこう、わしらの雇い主が死んだ。」

『なるほど、わかりました。俺も今、雇い主に呼ばれたところなのでこれから向かいます。では、失礼します』

俺は二人から去っていく。後ろからの視線を無視して。