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101話どちらに転んでもアウトページ11

現在俺たちはライト＝ノストラードの前にいる。彼からの指令を受けている途中だった。𓏸𓏸はボスの護衛をすることになった。

そして、俺とクラピカは殺し屋チームに参加するらしい。

これだと𓏸𓏸とクロロの接触は測れないな、それなら……

『仕事中だし、終わった後にでも約束して会えばいいか？』

無理やり会わさなくてもいいよな。しかし、ネオンの事がないならクラピカはクロロに接触する可能性もあるのか……｡

それ、やばくないか？俺の顔とクロロの顔は瓜二つだ。なんなら、オークション会場に潜入した時の髪型も同じだし……。もしも二人が衝突して勝ったのがクラピカなら俺はクロロとの関係性について問い詰められるし……｡

だからと言ってネオンとクロロを接触させると俺がノストラードファミリーについていることもバレると……｡それに絶対俺のことを旅団に言っちゃうよな。「俺と同じ能力を持つやつがノストラードファミリーの護衛にいるぞ。しかも、力量は俺たちと同じぐらいの」って。そしたらみんな何となく察しちゃう人もいるんじゃない？あーあ、どちらに転んでもアウトか。

いや、まだ間に合う。仕事を頼もう。これでクラピカのこと誘導させてもらえばいい。旅団から遠ざけて欲しいとな。俺の写真を送ろう。ほぼ同じだし分かるだろう。

殺し屋チームに参加するときは少し変装すれば大丈夫だ。

指令が下り、移動する前に裏の住人に依頼をする。こんなことなら𓏸𓏸を護衛にするんじゃなくて囮にすれば良かった。

「ねぇ、今とんでもないこと考えてなかった？凄く嫌な予感がしたんだけど」

『お前の勘は鋭いな。情報屋として培ったものか？』

「うん、まぁねって結局何考えてたの？」

『いや、ちょっとした囮になってもらおうとしたけど安心しろ、それはプロに頼んだ』

「ねぇ、ただの情報屋になんでこんな無茶させようとするの？」

『前から言ってるがお前は凄腕の情報屋だよ。だからこんな無茶なことを頼んでるんだ。つまり、信頼してるってことだ。』

「いやー、信頼ねぇ〜ｴﾍﾍﾍ」

「まぁ、これから可愛いAを取り戻すためだしね、そのためならなんでもやるよ!!」

『それに、ヒソカとの件もあるからクラピカの安全は考慮しないとな。』

『𓏸𓏸はネオンとクロロを接触させるなよ』

「おっけー！」