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91話護衛期間ページ1

ヒソカとの取引は成立し、闘技場から出た。俺との試合よりもクロロとの試合の方が早くできると判断したのだろう。それにあいつはクロロと戦いたいがために幻影旅団にいるような奴だしな。次の仕事の時に仕掛けるつもりだな。クロロに言ってやりたい気持ちもあるがこれは取引だ。それを破る気にはならない。

携帯がなる。どこからだと思い、見るとノストラードファミリーからであった。はぁ、まさかの緊急連絡。なんだろう。俺は電話に出る。

『もしもし、Aです。』

「もしもし、久しぶりだな、A。ダルツォルネだ。」

『何か用ですか？なるべく手短にお願いします』

「実はAの護衛期間の話なんだが、他のメンバーとの顔合わせをしたいから8月24日までには合流して欲しいんだ。」

『なるほど……。それならもう少し早く行きますよ。新しい護衛となるべく早くコミュニケーション取っておきたいので。』

「あぁ、わかった。悪いな、こんなことになって。その分、給料は割高になるはずだから。それじゃあ、詳しいことはメールで。」

『わかりました、それでは』

ﾂｰ､ﾂｰ

期間が伸びるのかぁ………。確かに現場に来て初めましてじゃ連携できないしな。それに護衛の能力とか性格、姿、詳しいところまで覚えないともしもの時にそいつがどんな行動をとるか分からないしな。

あぁ、あと2ヶ月、何をしようか。