36話解禁 ページ36
解禁?なんの術式だ?
「だが、術式について詳しく説明している暇は無い。」
「俺からお前たちに言えることはただ1つ。止まるな。俺を信じろ!」
「OK、2つね!」
『わかった』
そして、俺たちは呪霊にかけていく。しかし、東堂の足を木の根がつかみ、吹き飛ばし、針のように鋭い木の根に突っ込んでいくはずだった。だか、実際に突っ込んでしまい、ダメージを負ったのは呪霊の方だった。これは、位置を入れ替える術式。シンプル故に強い。初見殺しに強いな。だが、相手は特級。慣れる前に祓わなくては。
「東堂」
「相手が、慣れる前に仕留めるぞ」
俺たちは、特級呪霊に接近し、仕掛ける。
「ちなみに手を叩くのが発動条件だ」
近接で殴る、切る。東堂の術式に翻弄されてるようだ。そして、悠仁が黒閃を4回連続で決める。しかし、相手も東堂の術式に慣れてきたようだ。フェイントを入れたものにも対応してくるようになった。しかし、黒閃が効いてるようだ。
そして、伏黒が受けたらしい種子のような攻撃が東堂が悠仁に代わって受けた。途中まで呪力でガードしようとしたが、それを解いた。つまりあれは、呪力を纏うほどダメージを負う攻撃、か。欲しいな…。いや、今考えるべきことではないだろう。その結果、東堂はほぼノーダメージだ。
悠仁と俺が仕掛ける。それに、東堂もつづく。気がつくと俺が特級呪霊と対面したところまで戻っていた。東堂、何か企んでいるな?すると、悠仁が消え、東堂の手に呪具があった。それで攻撃をする。あれは、特級呪具か。顔面に攻撃する。効果があったようだ。奴の弱点は、顔とあの木の突起部分。俺もナイフで顔を切る。
呪霊は、左手を大地につける。その左肩の上にある蕾にエネルギーがいってるのだろうか?森の木、草、全てが枯れてきた。
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作者名:れい | 作成日時:2023年2月7日 2時