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30話　心の変貌ページ30

俺は現在森の奥深くにいる。任務だ。俺は現在4級のため2級術師とペアでいっていた。もちろん任務は滞りなく終わり、帰るはずだった。しかし、俺たちの前に特級相当の呪霊が出てきた。もちろん俺たちは逃げようとしたか領域に閉じこまれてしまった。相方は、呪霊による攻撃ですでに亡くなってしまったことが15分前。俺は、すでに特級呪霊を祓い、死体を背負い、補助監督のもとへ向かった。

しかし最近、死などに対してあまり反応しなくなったな。この界隈にかぶれたか？この2級術師には、とても好感を持てたがそれが嘘のように消えている。今となってはただの死体だ。それに、俺にとっては死体は動かないただの塊…。あれ、今、なんていった。

俺は無意識に恐ろしいことを考えていたことに気付く。もしかしたら俺の中にクロロとしての残留意思が残ってるのか？呪詛師に操作されているという点も捨てられないが。いや、もしかしたら、さっきの特級呪霊か？一度、打撃を受けたからな……。ここを離れるか？いや、そのことは後だ。この2級術師をまず、補助監督に送り届けよう。

そして、俺は、補助監督に彼を任せ、高専の寮に戻り、ベッドの上でさっきの考えの続きをするが結局まとまらず寝てしまった。あの現場に一人の呪詛師がいたことに気付かぬまま。

「ふふ、いいな、彼」