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誰かの為に命を賭けるって素晴らしいね by 太宰 ページ10

ーinうずまき(Noside)ー


探偵社の一階に構えている喫茶店 うずまきに
太宰と(人1)は来ていた。


テーブルに座り、ウエイターに注文を伝える。


太宰「私はいつもの紅茶を。君は?」

先程の太宰とはうって変わり優しい声で(人1)に尋ねる。

(人1)「あっじゃあ私はアールグレイを…」



ウエイターは小さく微笑むとマスターの元へ注文を
届けに行く。



その間の太宰と(人1)の謎の沈黙


その状態が続き飲み物が届き。
(人1)は一口飲むと美味しいかった様で
頬を緩ませる。



(人1)「あの」
太宰「ねぇ」

重なった声に思わず顔を合わせる太宰と(人1)

太宰「先に云い給え」


(人1)「どうして誘ったんですか?」
太宰「話がしたかったから。それだけでは説得がないかい?」
(人1)「………聞いても良いですか?」
太宰「どうぞ。」



(人1)は息を吸うと太宰の目を見て聞こえるように声を張った。


(人1)「太宰さんは兄の事をご存知なんですか?」



確証など無かった(人1)は知らないという道を
残しながら太宰に問い掛けた。

太宰は真剣な顔をすると(人1)の顔をしっかりと見据えた。



太宰「嗚呼。知っているよ。私は織田作を知っている。
君の知らない織田作を知っている。」

(人1)「…兄は……笑って居ますか?」

(人1)は震える身体を黙らせる様に力を込め太宰に問う。
この時、既に(人1)は悟って居た
兄は手の届かない所へと行ってしまったと







太宰「………織田作はこの酸化する世界から先に脱出したよ。」


“友人を残してね”という太宰の言葉は死を意味していた
(人1)は身体から力が抜け、音が遠くなって行くのを感じて居た。





太宰「ただ最期に、君を見守ってくれと頼まれた。」


(人1)「!…えっ?」


太宰「私には君を守る義務がある。」



そんな事殺し台詞を告げる太宰に(人1)の心が静かに音を立てた。




→←→←→←→←

はい!またまた余談を挟んでしまいました(汗)

お気に入り登録の通知が来る度に作者は涙腺が爆発寸前になり、
またニヤケが止まりません!

皆様の登録という通知は凄く胸に響き
感謝でいっぱいです!


本当に有り難う御座います!!

これからも末長く宜しくお願いします!!

嗚呼〜素晴らしい心○方法無いかなぁ〜? by 太宰→←今度依頼で東京へ行くんだけど気が乗らないのだよね〜 by 太宰



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sakurazensen(プロフ) - 織田作之助は四年前は23歳だったと思います。生きていれば27歳というのとになると思います。 (2018年11月10日 22時) (レス) id: 53699dc106 (このIDを非表示/違反報告)
恋歌(プロフ) - 藤桜さん» コメントありがとうございます!拝見して頂いて感謝でいっぱいです!更新頑張りますのでよろしくお願いします! (2018年6月3日 10時) (レス) id: ec9b878347 (このIDを非表示/違反報告)
藤桜 - 初めまして!いつも楽しく拝見させていただいています!更新の方、忙しいと思いますが、これからも頑張って下さい! (2018年5月30日 21時) (レス) id: fa55a0825f (このIDを非表示/違反報告)
恋歌(プロフ) - 水華さん» 有難うございます!!初コメントに感激しています!引き続きお楽しみください! (2018年4月28日 14時) (レス) id: ec9b878347 (このIDを非表示/違反報告)
水華(プロフ) - ランクインおめでとうございます!!いつも楽しみに読ませて頂いてます!これからも頑張ってください! (2018年4月28日 5時) (レス) id: abac84297b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:恋歌 | 作成日時:2018年3月28日 11時

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