【思い出のペンダント 織田作之助】

何故頭を撫でられると安心するの？←感情が脳に伝達しやすいからじゃないですか？　by　太宰＆織田(妹) ページ16

ーNosideー

(人1)は汗だくだった服も着替え、太宰が待つであろうリビングに向かう。


リビングに入れば太宰がお粥や薬等を用意して待っていた。


太宰「具合はどうだい？」
(人1)「久しぶりにしっかり寝たので、だいぶ良くなりました。」

言い終わった後に(人1)は酷く後悔した


太宰「へぇ〜久しぶりにねぇ〜仕事をこなす姿勢は良いと思うけどね？
　 それで身体崩していたら成果が水の泡だよ？」

太宰のもはや顔には出ていない真っ黒のオーラに(人1)は身震いした

(人1)「すすいません。」


太宰「解れば良いんだよ。」

そう太宰はいうとまだ不安定な足取りの(人1)を支え、
ダイニングテーブルに備えられた椅子に座らせる。

太宰「どうぞ、始めて作ったから味の保障は出来ないけど…」」

(人1)の目の前には美味しそうな匂いを放つ卵粥が置かれる。

(人1)は挨拶もせず頬張る。


突然食べながら泣き出す(人1)に太宰は焦らずには居られなかった。


太宰「泣くほどまずかったかい？」

太宰は少々困り顔で(人1)に問い掛ける。
(人1)はフルフルと首を横に振る。


(人1)「すごく美味しいです。始めて作ったとは思えない位…ただ…恐くて」

(人1)の言葉に疑問を抱きつつもまだ言葉を続けようとする(人1)を太宰は静かに見守った。


(人1)は荒れた呼吸を整えると言葉を続ける。


(人1)「あ…兄みたいに知らぬ間に太宰さんが消えたら？って……また一人ぼっちになるのが恐くて

　 自分以外の手料理を食べるの久しぶりで、暖かくて、この幸せな時間が消えてしまうのが恐くて……」


零れる涙を両手で拭い下を俯いてしまった(人1)の頭を太宰は優しく撫でる。



太宰「約束をしよう。私は急に消えたりしない。だから――」


太宰は(人1)の頭を優しく撫でながら優しく囁いた。

その言葉にどんな意味があったのかは解らないがその言葉は(人1)の心を掴むには十分だった。


太宰『今は安心して泣くといい』


(人1)はその言葉を聞くと、また涙が(人1)の少しばかり乾いた頬を濡らした。


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更新が遅くなり大変申し訳ありませんでした！！！！

編集には毎日来ていたんですがなかなか納得いかず(―ω―)
こんなにもお時間を空けてしまいました。

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有難う御座います！！

有難いことに通知が忙しい１週間でした！

最後になりましたが引き続き作品と、駄作者を宜しくお願いします。

今日の君の晩御飯は……蟹だ！！！！　by　太宰→←お粥に味の○入れてみたよ！！←うっ…太宰くんだしは入れなくていいです。　ｂｙ　太宰＆安吾

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